過去に関する嘘
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違うのか?じゃぁ何なんだこいつ・・・
憎き木の葉とか言っていたが・・・
転がっていた子供が起き上がった
「くぅぅぅ〜・・・ま、まさか奇襲が防がれるとはっ
てっ、撤退だ、父の・・・忍頭の仇は必ずや取ってみせるからな、覚悟せい!」
捨て台詞を吐いて逃げていく
今のは奇襲じゃなかったし、防いでもいないぞと突っ込みたい
追いかけようかと悩んだが、シュロが親指を立てた
・・・あぁ蟲つけたのか、なら尾行しなくていいな
・・・仇・・・って、何?
「もし、木の葉のまじらず上忍ではありませんか?」
「貴方は、案内役の?」
「はい、上忍の二位ユギトと申します
これより、会場までご案内いたします」
「よろしくお願いします
この子たちは受け持ちの班で・・・自己紹介しなさい」
・・・二位、ユギトだ・・・
懐かしい、そういえばファーストキス、この人だったっけ・・・
意識すると妙に唇に触れてしまう
・・・もやっとする
唇をなぞるうちにシュロもイカリも自己紹介が終わっていた
「ねたみコンです、お世話になります
・・・あの、覚えてますか?」
恐る恐る声をかけてみれば、満面の笑みを浮かべて頷かれた
「茶屋で死にかけてた子だね?
元気そうでよかった」
はい、その死にかけてた子です
そういうとユギトは噴き出した
歩き出しながらその後のことを問いだされる
先生は珍しいとでも言いたげにジロジロ眺めている
「なんだ、知り合いか」
「木の葉に行く前に会ったんです
・・・その節はご迷惑をおかけしました」
「気にせずとも良いさ
ま、茶屋の主人が血相変えて呼びに来たときはびっくりしたけどね!」
懐かしい
オレ以上に青褪めていた茶屋の主人・・・本当にあれは迷惑をかけてしまった
あのあと血塗れのトイレや、ユギトに破壊されたドアはどうなったのだろう
「下忍になったんだね、病気は大丈夫なのかい?」
「まだ吐血が治まらないんですが、体力が増えてきて、なんとかやってます」
「そうかい、本当あの時は死にそうだったからね
・・・良かった」
指で唇を抑えられた
ぬがぁッこの人オレが気にしてること気づいて、からかってやがる・・・!
やめろ、ふにふに触るなやめれ
「コンが真っ赤だ」「珍しいよね」
助けろよー!
「そういえば・・・あぁ、コンで遊びながら聞いてください
実は港
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