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霹靂の錬金術師
PRINCE OF SHIN
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せていただいても?」

「いいわよ。任せたわね」

店の奥のキッチンで簡単なサンドイッチを四つとお茶を沸かしてテーブルの上に突っ伏している彼の前に置く。すると勢い良く食べ始めて、みるみるうちにサンドイッチが消えていく。その後もう四つサンドイッチを作った程だ。
満足そうな彼を確認したあと仕事に戻ろうとしたのだが、彼に捕まってしまった。そして今は二人でお茶を飲みながら会話している。
彼の名前はリン・ヤオ。大砂漠の向こうにある東の大国シンから来たという。鉄道ルートがあるのだが砂に埋もれて使えなくなっていて馬とラクダを乗り継いで来たそうだ。かなり辛そうな旅だ。
そんなこんなで意外に話し上手なリン君との会話を楽しんでいると、エドワード君とアルフォンス君が帰ってきた。そしてリン君を見た途端嫌そうな顔をする。二人のあいだに何かあったのだろうか。そう言えばエドワード君の機械鎧が出ていく時よりも状態が悪化している。本当になにがあったのだろうか。
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