NO.15 無色無番号
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オルレアンの聖女が気絶したあと、傷ついたオーフィスを慰めること約三十分。オルレアンの聖女が起きた。
「・・・・・・夢とか幻とかじゃなかった」
案外現実を見るのが早かった。黒歌とは違うみたいだ。
「・・・・・・いい加減私もキレていいと思うにゃ」
「黒歌、妹のお茶目ぐらい見逃しなさい」
「レイナーレの方が年齢的に姉にゃ・・・・・・」
外見的には黒歌が姉だ。異論反論は認めん。
「それで、私をどうする気かしら?」
「別に殺そうって訳じゃないわよ。仲間になってほしいの。もっと言えば家族に」
「何?貴女、寂しがり屋なの?」
寂しがり屋?俺が?まあ一理あるかもな。前世ではぼっちだったけど、家族は普通にいた。
「まあ、それは置いといて、再度聞くけど、仲間にならない?もっと言えば家族に」
「ハア、殆ど脅迫ね。でも、一度だけ、貴女の言う『霊結晶』とやらを信じてみるわ。その結果次第ね」
「ありがとう」
さてと、そうと決まったら、
「黒歌、オーフィス、ルフェイ、準備をお願い」
「準備って、なんの準備ですか?」
「『神器』摘出の」
「・・・・・・へ?」
オルレアンの聖女が固まる。あ、そういえば『神器』摘出すると死ぬとか言う人柱力みたいなシステムがあったな。
「あ、抜いたあとに死なないようにアフターケア付きでお願いね?」
「無茶苦茶言いやがるにゃ・・・・・・」
「ん。任せる」
オーフィスが頼もしい。
「死なないわよね?」
「大丈夫だ、問題ない」
フラグ?知らん。
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「ところで、なんで『神器』を抜かなきゃいけないの?」
「『霊結晶』は『神器』と併用できないみたいなの。だから抜くの。大丈夫・・・・・・よね?黒歌、オーフィス」
「生命力を仙術で回復させることはできるにゃ。問題は回復し続ける魔力と即死しないかにゃんだけど、そこはオーフィスの無限の魔力のお陰でクリアできたにゃ。万が一にも死ぬことはないと思うにゃ」
「ん。我、頑張った」
胸を張るオーフィス。無限の龍神が何を頑張ったかはわからんが、可愛い。よし、今度カメラを買いにいこう。
そしてジャンヌをルフェイが描いた魔方陣のなかに入れる。
「・・・・・・はあ、いい加減覚悟を決めようかしら。じゃ、安全にお願いね」
「それじゃあ黒歌、オーフィス、ル
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