暁 〜小説投稿サイト〜
霹靂の錬金術師
PROLOGUE
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開放され、今は駅にいる。

「エドワード君はこの後どうするの?」

「オレはダブリスにとんぼ返り。いろいろやることもあるし」

「そっか、じゃあお別れだね」

「ソフィアさんはこの後どうすんの?」

「私はラッシュバレーに行こうかなって」

「あそこに?なんでまた?」

エドワード君は若干苦い顔をする。ラッシュバレーで何かあったのだろうか。いえ、彼が行く所では必ず騒動があるから、きっとラッシュバレーでも何かしら起こしたのだろう。

「あそこは機械鎧技師の聖地なんて呼ばれているでしょう?だから」

「そういえばソフィアさん機械鎧好きだったっけ」

「えぇ、何か無骨でかっこいいじゃない?男の、って感じかな」

その時、蒸気の音と共に汽車がホームに滑り込んできた。ラッシュバレー行きだ。

「じゃあ、エドワード君頑張ってね」

「ソフィアさんも」

私はありがとう、と言いながらトランクを持ち上げ汽車に乗り込んだ。


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