マブラヴ
0838話
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移で離脱するのではなく、迎撃して逆に向こうの戦力を圧倒するような事にもなりかねないが。
「なるほど。……じゃあ、アクセル。具体的にはどのくらいの戦力を持っていくの?」
「ニヴルヘイム以外の幹部戦力はほぼ全機ってところか。シャドウやメギロート、イルメヤに関しては100機ずつ程度いれば十分だろ」
「……幾ら何でも過剰戦力じゃない? 正直な話、この世界そのものをどうにか出来るだろう戦力よ?」
驚きの表情を浮かべながら告げてくるレモンに頷き、口を開く。
「ああ。どうせこちらの戦力を見せつけて砲艦外交をするのなら、圧倒的な戦力を見せつけた方がいいだろ。そうすれば、一々向こうから煩わしい干渉をされるような事もないし」
「逆にこの世界から脅威と見なされそうなんだけど……」
俺とレモンの言葉を聞いていたマリューがそう呟くが、もしそれを選択するのなら、それはこの世界の選択なんだろう。
「まあ、大きな問題は無いと思っているけどな。この世界の住民達にしても、わざわざ自分達の敵を増やすような真似はしない筈だ」
「だと、いいんだけど……」
不安そうなマリューだが、正直この時点で新たな敵を自分達から生み出すようなら、もう救いようがないと言ってもいい。
そう考えている中で、エザリアと相談して決めていた方針を思い出した。
「そう言えば、俺達シャドウミラーは国連の支配下に入るという形ではなく、オーストラリアの同盟国……即ち、国連の同盟国として動いていく形になるから、その辺は理解して置いてくれ」
「まあ、それはそうでしょうね」
これまでも他の世界に対しては、どこかの支配下に入るのではなく同盟国として――その実情はどうあれ――活動してきたのだ。さすがにこの世界でだけ国連の支配下に入るという形には出来ない。
そもそも、現在の国連がアメリカの意思を無視できない以上、国連の支配下に入ったりしたら何を要求されるのかは、想像に難くない。まず間違いなくこちらの技術や資源を要求してくるだろう。
それを探る為に派遣されてきたのがマイクだったのだろうから。
「こっちのスタンスと戦力に関しては了解したわ。じゃあ、お披露目に備えて準備を開始した方がいいわね」
「ああ。……さっきも言ったが、一応念の為に俺達がニューヨークに向かった時もゲートの護衛はしっかりと頼む。まぁ、そんな馬鹿な真似をする奴がいるとは思えないが、念の為にな」
もっとも、ゲートを占拠して俺達の帰還手段を奪ったと思い込んでいたとしたらそれは笑い話でしかない。俺がいる以上……そしてニーズヘッグがある以上、いつでもホワイトスターに帰れるのだから。
そしてホワイトスターに戻れば、マブラヴ世界のゲートを爆破するのは難しくない。
それが終了したら、後はホワイトスタ
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