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ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
フェアリィ・ダンス編 哀しみを背負った男達
響く鬼
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が頭を引っ掴み、地面に叩きつける。
「女相手に・・・」
「手を出すな・・・!!」
全身が私の目に飛びこんでくる。生物的な姿。緑色の体。四肢に生える刃。そして、額にある第三の目。
「バッタ・・・男?」
バッタ男が叩きつけたサラマンダーの目へと鋭利な爪を突き刺し、刃で首を断ち切る。
分離した体が崩れてポリゴンと化し、断ち切られた首から脊髄が見えた。それは後から消滅した。
バッタ男がこちらを向く。その眼は悲しみを湛えていた。後ろから炎が飛ぶ。
「あ、危な・・・」
思わず叫ぶと紫色の鬼のような者が現れ、炎を薙ぎ払った。
「あれ?真さん、なんでこんなところにいんの?」
鬼の声は思ったより優しさを持った声だった。
「・・・響鬼か」
バッタ男が喋る。鬼がこちらへと近づいて来て言った。
「いやぁ、ごめんね、嬢ちゃん。コレのことは他言無用で!」
じゃっ、と言ってバッタ男と鬼は去って行った。
「・・・・どうなってるの?これ?」
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