暁 〜小説投稿サイト〜
ひねくれヒーロー
しばらく二人で黙っているといい
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

しばらく二人で黙っているといい。その沈黙に耐えられる関係かどうか。
?キルケゴール?

********************************************
しばらく二人で黙っているといい








◆◇◆コン◆◇◆






イタチに言われた思い出すべきことが思い出せないまま退院した

未だに体の調子がどことなく悪いが大分マシになった


あと、サスケを家族に勧誘したぞと話すシュロの顔が、何か吹っ切れたように見えた

中忍試験中のギスギスした空気が払拭され、以前のように会話が弾むようになった





それでは改めまして第六班、これより任務を開始します





本日の任務は???



「お見合い!?」



・・・お見合いです




次代火影が就任するまでの繋ぎとして、三代目火影が事務処理を引き受けているのだが・・・

厄介な任務が第六班に振り分けられた


Aランク任務・お見合い


ただのお見合いではない、むしろただのお見合いであってほしかった


事の起こりはシナイちゃんにある

特別上忍時代、各国へ赴任してきたシナイちゃん

そんなとき知り合ったとある国の大名のバカ息子・・・こいつがシナイちゃんに惚れたらしい

どうしてもと父親である大名に頼み込んで今回のお見合いの席を設けたのだが・・・


シナイちゃんが逃げ・・・いや、シナイちゃんを連れて逃げた奴らがいる

・・・ガイ先生とカカシ先生である

何してんだ病み上がり



ガイ先生の言い分はまだ理解出来た

結婚して料理作ったら大名子息が死ぬぞ!?・・・そう言っていた

そうか、シナイちゃん料理苦手か・・・


カカシに至っては何やらうわ言の様に呟きながら拉致して行った


お前ら何がしたい



「三代目、だからといってあの二人に拉致された先生を取り返すって無理がありますよ」


「うむ・・・じゃが前からこの見合いの件は申し込まれておっての・・・
 木の葉崩しの影響で大分待っていただいたのだ、これ以上引き延ばすことは出来ん」


「一応オレの蟲くっつけてあるから、追えるっちゃ追えるけど・・・なぁ」

「ガイ上忍は言いくるめればイケるか・・・でもカカシ上忍がな・・・」


なんで実力者に限ってあぁなのか・・・


「シナイちゃんに説得させるか?」

「ただいま」


カカシを引きずって受付まで帰ってきたシナイちゃん

・・・待って、今までの前振りは何なの?


「流石に個人の我がままで大名家の依頼を無下には出来ない
 ・・・
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ