三十七話:戦争勃発!?
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……。
「えっと二人は…知り合いなの?」
「そうにゃ!
二人で熱い夜を過ごした――「殺すぞ?」――冗談だからその銃を下ろして欲しいにゃ」
クロームの質問に対してカス猫が何やら、ふざけたことを言おうとしていたので
『赤龍帝の二丁拳銃』を突きつけてやると大人しくなったが
反省の色は全く見られない……やっぱ、こいつは気に入らねえな。
「以前、こいつの主を殺した時にあっただけだ。 それからのことは何一つ知らん」
「……姉様、どういうことですか?」
俺の言ったことだけでは理解できずにカス猫に状況説明を求める様に
上目遣いをする塔城小猫。
「うーん、白音には前の主がとんでもないゲスだったって話したよね?」
「……はい」
「その時の主がイタリアにあるマフィアと手を組んで人体実験をしてたんだけど、それがボンゴレにばれて制裁に来たイッセーちんにマフィアのボスと一緒に消されちゃったのにゃ。それでその時に会ったってわけ。イッセーちんがあの主を殺してくれたから、今は私と白音はサーゼクスちんに拾われてグレモリー家に厄介になってるってわけにゃ」
あの後、そんなことがあったのか……
ちったあ、マシなコウモリに拾われて良かったじゃねえか。
「……そうなんですか。……姉様は兵藤先輩に狙われて良く無事でしたね」
「可愛い妹を残して逝くわけにはいかないから、そこは自分の体を差し出して―――」
「今度こそ、本気で殺すぞ? てめえを殺さなかったのは殺す気が失せただけだ。
……てめえの事は今も気に入らねえよ」
「そんなに怒らないにゃ。ちゃんとお詫びはするにゃ……ベッドの上でね」
そう色っぽい声を出しながら、胸元をさらにさらけ出しながら近づいて来るカス猫。
俺はその様子を見ながら腕を伸ばし―――
「吹っ飛べ!」
「にゃあああああっ!?」
軽く死ぬ気の炎を放射してカス猫を吹き飛ばす。
加減はした、怪我の一つも負ってはねえだろ。
第一、今のはカス猫が悪い。
妹の塔城小猫ですら呆れた様子でクッキーを食べてる始末だ。
「にゃー……いきなり攻撃するなんて酷いにゃ」
「……今回は姉様がふざけすぎなのが悪いです」
「うう、白音がグレちゃったにゃ!」
吹き飛ばされた痛みか、妹に見捨てられた悲しみかは知らねえが少し涙目になりながら
倒れたまま拗ねたように叫ぶカス猫。
まあ、まだふざけてるだけ元気はあるんだろうがな。
俺が気にする必要もねえ―――
(ふおおおおおっ!!! こんなにも…こんなにも他人に向けられる誘惑を見ることが興奮することとは!? 一誠様! すいません、私は真の主を見つけてしまったようです!! 今すぐにでも外に出て黒歌様にお仕えする執事とならな
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