暁 〜小説投稿サイト〜
転生赤龍帝のマフィアな生活
三十七話:戦争勃発!?
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大の一撃をアザゼルに直撃させる。
まともに食らったんだ流石に効いてるはずだ―――

「効かんわああああっ!!!」
「何だと!?」
「娘を守るパパに不可能など存在しねえんだよ!!」

俺の攻撃を受けて崩れ落ちそうになるが、根性か何かは知らねえが踏みとどまるアザゼル。
言ってることは意味不明だが、奴の覚悟の強さだけは本物だ。
カラスのくせに何でこうも強えんだあの野郎は…っ!

「人の娘に手を出して挙句の果てには子供まで作りやがって…っ! 死んで謝れ!!
 そして孫娘を早く俺に抱かせろおおおっ!!!
 俺は一秒でも早くおじいちゃんって呼ばれたいんだよ!!!」
「誰が死ぬか! 後、ガキなんざ出来てねえよ!?」
「つべこべ、言ってんじゃねえよ!!」

巨大な光の槍を数えきれないほど投げつけてくるアザゼル。
俺はそれを粉砕しながら突き進み後ろに向けて銃を発射しその炎の推進力を
利用して勢いをつけた蹴りを顔面に向けて放つ。

「失せろ!」
「ぐっ! 効かねえ!!」
「ちっ!?」

鎧に罅を入れるレベルの威力があったのにも関わらず、
アザゼルはそれを根性だけで耐え抜き
そのまま、あろうことか、蹴りだした俺の足を掴み、そして―――

「くっ!?」
「ヴァーリを誑かした罪、その身で味わえや!!」
「がっ!?」

この俺を勢いよく地面に叩きつけやがった…この野郎…っ!
受け身を取った際に出来た小さな傷を見つめる……
俺に…この俺に傷を負わしやがった…許さねえ!!

「殺す……全てを灰に変えて殺す……全て跡形もなく消してやる!!」
『相棒、あれを使うのか?』
「ああ、もう一つの禁手(バランス・ブレイカー)で全てをカッ消す!!」

普段は威力が際限なく上がり続けてコントロールし辛えから、使わねえが……
こういう場合は別だ! 辺り一帯、諸共、消し飛ばしてやる!!



Welsh Dragon Balan―――(ウェルシュドラゴン・バラン―――)



「パパアアアッ! イッセー君!!」


「「ヴァーリか!?」」


突如、現れたヴァーリに目が行き戦闘の手を止める俺達。
ヴァーリは鎧を身に着けたままホッとしたような溜息を吐き、
ゆっくりとアザゼルの方に近寄って行った。

「道に迷って遅れたけど間に合って良かった……パパ、こんな戦いやめてよ。
シェムハザさんも凄く怒ってたよ?」
「やめろ、ヴァーリ。男には引いちゃならねえ戦いがあるんだ」
「もう、少しは話を聞いてよ!」
「あの野郎を倒してからな」

再び戦う構えを見せたのでこっちも改めて構えて睨みつける。
そして再び戦いの火ぶたが切って落とされようしたその時―――



「話を聞いてくれな
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