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鎧虫戦記-バグレイダース-
第25話 中国を舞う鷹
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椅子に座った。

「‥‥‥‥‥‥‥ごめん、大切な結婚式にこんなこと思い出させて」

アスラは2人に謝った。 

「いや、いつか話さなければならなかったからな」

豪は涙をぬぐって言った。

「雨ちゃん、泣かないで」

マリーは雨に後ろから抱きついた。
そして、頭をなでてあげた。

「あ、ありがとうございます‥‥‥‥‥‥‥」

雨はマリーの手を軽く握った。

「そうか‥‥‥‥‥‥わかったよ」

ホークアイは理由に納得し、雨と豪に礼をした。



「じゃあ、結婚式の続きをやるか!!」

ホークアイは急に笑顔になって、騒ぎ出した。
全員はそれを見て、呆然となった。

「‥‥‥‥‥‥‥ホークアイってこういう悲しいことは
 引きずらないタイプなんだよ」

マリーも笑顔になって言った。

「こういうのがムードメーカーっていうのかな?」

とぼけた顔でそう言うマリーの姿を見た全員は笑い始めた。

「ハハハ、そうだな、せっかくの結婚式だ。もっとパーーッといかないとな」
「アイツはただの変態キャラじゃなかったんだな、ハハハハハ」

迅とリオさんも笑顔でこう言った。
豪や雨からも少しずつ笑顔がこぼれて来ていた。

「そうだな、昔はもう変えられない。だが今なら。
 今から先の未来なら変えていくことが出来る」
「それをわからせるために、このタイミングで言ったんでしょうかね」

2人はホークアイを見直した。

「キャーッ、ホークアイ!!」

 もみもみっ

ホークアイはマリーの後ろに回り込んで胸を揉んでいた。
それを見た雨は少し困り顔で言った。

「やっぱり偶然でしょうかね?」

豪は苦笑しながらつぶやいた。

「アイツはなかなか読めない性格だな。頭が良いのか悪いのか‥‥‥‥‥‥‥」

 むにゅっ

「きゃーーーーーーーッ!!!」

雨がホークアイに胸を後ろから揉まれて叫んだ。

「いくらなんでもそれは夫として許さんぞッ!!」

豪は怒ってホークアイ飛びかかった。

『‥‥‥‥‥‥‥とにかく、みんなもう一回笑顔になって良かった』

 ドシャッ!

ホークアイは豪に捕まって倒れながら心の中でつぶやいた。
彼は策士なのだろうか。この様に2人が理解することをわかっていたのだ。

「こらーッ、ホークアイ!!」

レイラもそれに参戦してごちゃごちゃになってしまった。
結局、アーロンの仲裁によって喧嘩は終わり、無事に結婚式は幕を下ろした。
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