生き方の否定
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ンデレラと人魚姫の遠回しな口論。
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バイト止めろと雪ノ下が発言。
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なら川崎さんの必要な金を肩代わりできるのかと聞く。
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更に追い討ちで雪ノ下の親が県議会議員だのと挑発。
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雪ノ下がキレる。
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三人が退店。帰り際に比企谷に明日の朝5時半に呼び出しをくらう。
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暫くして俺が入店。
「成る程ねぇ…比企谷から呼び出しか」
「それで、アンタもバイト止めろって言うの?」
「俺はあの女の様に人の生き方の否定はしない。
そもそも、誰にもそんな権利はないんだ」
「じゃあ何しに来たの?」
「ここで酒飲んでるのが理由……いや、嘘です睨まないで」
「…はぁ。つーかさ、今アンタの他に客いないし、そのおかしな飲み方止めなよ」
おかしいって言われた…。
まぁ、ネックウォーマーの下を引っ張って飲むようなやり方は変だよな。
「引くなよ」
そういってネックウォーマーを外し、ポケットに入れる。
「……喧嘩?」
「苛めだよ」
「………そう」
川崎さんは俺の顔の傷を見てそういった。
空かさず返した俺は信じられないと言う目を見た。
「……ングッ。はぁ。まぁ、強いて言うなら引き抜きだ」
「…は?引き抜きって…どういうこと?」
「君の弟から話を聞いて、その内容を纏めれば1つだけ取り上げられる箇所があった。
最近帰りが遅い。弟と妹がいる。心配。
そしてこの三点の問題を無くすとしたら、原因であるバイトを辞めるかなるべく早く帰ることの出来るバイトに変えるかのどちらかになる。
そして俺は人の導きだした選択をへし折るような事はしないししたくもない。
俺自身がそう言う生き方しか出来ないからな」
「…私としては、なるべく早く帰ろうと思ってる。
でもこのバイトが終わるのは何時も遅いから」
「分かってる。
俺も普段は遅いから。
具体的に言うなら朝の5時。これも川崎さんと変わらない」
「…アンタもバイトしてるんだ?」
「結果を見ればな。
行程を見れば掛け持ちなんだよ俺」
朝の新聞配達だろ?夕方のレストランで調理のバイトだろ?
夜間の工事現場…。これ普通の奴がやったら3日も持たないな。
「その掛け持ちの1つに抜擢しようと思った。
そこはここよりも早く帰れるし、おまけに給料がここよりも高い。
やることなんて簡単だし、店長も爽快だ(二重の意味で)」
店長笑顔でスキンヘッドだしね。
「……そう言うこと。
何でアンタがそこまですんの?関係ないじゃん」
「気に
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