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元虐められっ子の学園生活
生き方の否定
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から変わったってことね」

「ねぇ何で俺が原因見た言い方するの?俺は病原菌なの?」

「そんなこと言ってないわ。
被害妄想が過ぎるんじゃないの?比企谷菌」

「言ってるから!菌って超言ってるから!」

「噛んだだけよ」

「…くっ、おい鳴滝。お前も何か言い返せよ」

「いや、強ち否定出来ないなぁってな」

「んな!お前も俺をディスるのか!」

ディス………何?

「いや、お前の事じゃなくてな。
ほれ、俺ってこんな容姿だし?過剰な噂立ってるし?
初見の人には怖がられるし?俺学校辞めようかな……」

「いや!分かった!もういい!大丈夫だから!」

「で、でもさ!帰りが遅いって何時くらいなの?」

露骨に話を剃らそうとする由比ヶ浜。
こんなところで空気を読むスキルを発動するな。
惨めになっちゃうだろ…。

「えっ?あ、最近だと5時過ぎとかなんです…」

「寧ろ朝じゃねぇかそれ…」

「ご両親は何も言わないのかな?」

「親は共働きなんで…それにしたに弟と妹がいるんであんま姉ちゃんには五月蝿く言わないんす」

両親はいないも同然…家には弟達…帰りが遅い…ねぇ?

「なぁ少年。
君の姉は本当に不良になったのか?」

「…どういうことですか?」

「君の話を聞く限り、生活態度が俺と余り変わらんのさ」

「…詰まり鳴滝さんも不良だったと?」

「どうしてそうなる。
少年、君の姉は中学までは優しかったと言ったな?」

「ええ」

「詰まり中学までの期間は優しかった訳だ」

「鳴滝君。簡潔に述べて貰えるかしら」

「黙って聞いてろアホんだら。
長年掛けた優しさってのは早々に無くならないものだ。
そして高校の一般的な解釈は『大人へと変わる場所』だ。
君の姉は高校…それも2年に上がった時からそうなり始めた。
ここまでは良いな?」

「えっと……はい」

…これは分かってない反応だな。

「高校2年ともなれば進路を決めていく時期でもある。
そこで両親の共働きと言う問題が出てくる。
共働きをすると言うことは裕福ではなく、生活に困っている家庭に良く見られる。
それ以外なんて少数だ。
そこまでに金を稼ぐと言うことは生活面、強いては子供のためと言うのが大きい。
そこでだ。子供のために使う金で最も巨額な物って何だと思う?」

「……生活費?」

「違う」

そんなものは節約していけばどうとでもなる。

「学校………通学資金か!」

「その通りだ比企谷。
学校に通うには学費が必要になってくる。
入学手数料、授業料、教材費、健康診断や怪我をしてしまった際の資金。
他にもあるだろうが一人通うだけで結構な額が飛ぶ」

「でも
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