生き方の否定
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「彼女は比企谷君の妹さんだそうよ」
「比企谷小町です!あの時はありがとうございましたー!」
声でかい。テンション高い。元気すぎ。
「すまないが、人違いだと思われる。
俺には記憶がない。君のことも初めて見る…筈だ」
「ええ!?ほ、ほら、商店街で小町がぶつかっちゃって…
怖い人に怒られてるところ助けてくれたじゃないですかー」
商店街…怖い人……ダメだ思い出せん。
「すまん、思いd「鳴滝、覚えてるよな?」…比企谷?」
「ほら、このプリティフェイスだ。
忘れることなんてある筈の無いくらいのプリティフェイスだ」
鬼気迫る顔で詰め寄る比企谷。
こいつに一体何が起こっている!?
「あ、ああ…思い出した。たった今!しっかり思い出したよ!」
「何だとお前!家の妹をたぶらかすきか!」
「お前めんどくせぇな!」
俺は少し強めに比企谷を席へと押し戻す。
「それで、何の集まりだ」
「大司君の悩み相談を聞いていたのよ」
「大志君?あぁ、君か」
「は、はい…川崎大志です…その……」
おい、何故怯えている。
そんなに俺が怖いのか?このネックウォーマーが悪いのか!
それとも目付きか!
「ちょ、ツクモン怖い。目が怖いよ」
「まるで獲物を刈る動物の目ね」
「ちょっと待てコラ。
睨んだつもりは毛頭無いぞ」
何故そこまで言われなくてはならないのだろうか。
これはもう偏見だろう。
「人は見た目で判断してはならない。
それが人付き合いの秘訣出もあるんだぞ。
近所の人もみんな良くしてくれている。
俺は悪いやつなんかじゃないぞ」
「だそうよ大志君。
彼の事は気にしないで悩みを聞かせてくれるかしら」
おのれ雪ノ下め…フォローくらいしてくれてもいいだろうが!
「は、はい。実は最近俺の姉ちゃん…川崎沙紀っていうんすけど、不良化してきたって言うか…」
「ああ、今日見たな。綺麗な女生徒だった」
「川崎さんでしょ?ちょっと怖い系って言うか…」
「お前友達じゃねぇの?」
「まぁ話したことくらいはあるけど…て言うか女の子にそう言うの聞かないでよ!
答えずらいし…」
怖い?あの女生徒が?
俺の見解ではストレス溜まってて顔に出てるだけに思うが…。
「でも、川崎さんが誰かと仲良くしてるところ見たことないかな…」
「それでね、最近帰りが遅いお姉さんがどうしたら戻ってくれるかって相談受けてたんだよ」
遅いって…俺じゃあるまいし。
「そうなったのはいつ頃かしら」
「最近です。
総武校行くぐらいだから…中学の時は真面目だったし、優しかったっす」
「詰まり、比企谷君と鳴滝君と同じクラスになって
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