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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth20生命の源なる海の中で・・・〜Drachen des OzeanE〜
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ーティングを破壊されるとは・・・・今の攻撃は要注意だな)

――ネヘミヤの剣――

再度放たれてきた剣状の水圧。紙一重で回避し続ける中、ミナレットがまた魔力を充填し始めたのが判った。仕方ない。これで止める事が出来るか判らないが・・・・。

『各騎! ミナレットの近く、島に降り立っている場合はすぐに避難してくれ!』

グラオベン・オルデンのみんなに念話で指示を出す。そう間もなく『各騎、問題ありませんっ!』シュリエルから返答が来た。即座に水流系中級術式を発動する。

――押し流せ(コード)汝の封水(ヒュドリエル)――

ヒュドリエルは大津波を発生させる術式だ。この魔道で島の上に在るモノ全てを押し流してやる。ヒュドリエルの影響で海中が大きくうねり出す。島から結構離れているこの地点にも島の上に在った建造物の瓦礫や木々の破片が流れてきた。
私とアンナは共に水流操作でうねりに飲まれないよう姿勢制御。互いを見失わないように注意する。問題のミナレットはおそらく無事だろう・・・が、「よしっ」魔力充填は防げたようだ。次弾発射までにアンナを助けないとな。その問題のアンナは尾と3枚の翼で水を掻き高速遊泳、あろう事か接近戦を挑んできた。いや、元より水の魔族だ。戦術レンジなど関係ないか。

――瓦解せる喰飲の龍咆(アルティスフォドス)――

迎撃のための海龍を15頭突撃させる。アンナは海と一体と化しているかのように一切無駄のない流れるような動きで回避、そのままの勢いで突っ込んで来る。“エヴェストルム”を二剣一対のツヴィリンゲン・シュベーアトフォルムヘ変え、「あああああああああああああッ!」叫び声を上げながら向かってくるアンナの迎撃態勢に入る。
間合いに入り、左の“エヴェストルム”を横薙ぎ一閃。対するアンナは右手で刃を鷲掴んで止めた。しかも握力のみで穂を粉砕した。アンナは「斃さないと!」またそう叫んで、左拳打を繰り出してきた。咄嗟にもう片方の“エヴェストルム”を掲げて盾にした――のが失敗だった。鷲掴んででさえ余裕で破壊できるんだ。拳打となれば・・・・

「ぁが・・・っ!」

やはり破壊された。その威力は止まらず頬を殴られた。場所が海中と言う事もあり、踏ん張りなど出来ずに海底に叩き付けられてしまった。幸いなのは魔力コーティングを突破されなかった事か。この深度でコーティングを破れる事があれば、水圧でグシャッと肉体が潰されてしまう。まぁ奥歯が折られてしまったが、歯の一本くら安い代償だ。奥歯をペッと吐き捨てる。
アンナの追撃が来る。高速突撃。“エヴェストルム”を待機形態の指環に戻し、リカバリーさせつつ海底を蹴って全力離脱する。直後に海底を殴りつけたアンナ。とんでもない爆発が起きる。直撃していれば確実に殺されていた。発生した衝撃波で弾き飛ばされ
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