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闇物語
コヨミフェイル
004
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、席まで戻り、座った。
 もう、足ががくがく。さながら生まれたての小鹿みたいに。
 戦場ヶ原に目を遣ると、依然としてノートに視線を落としてシャーペンを走らせていた。
 指名しておいて、興味まるでなしかよ。
 せめて舌打ちの一つしてくれた方が僕としては少し救われたのだが。
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