暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth19狂いたる災禍騎士団〜Pl?nderer ordeN〜
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は必死に歯を食いしばって悲鳴を上げるのを耐えた。でも・・・
(なにこれ・・・!?)
私の肩を貫いている触手が脈動してる。その都度、何かを失っているような感覚が私を襲う。
「・・や・・・私の血液と魔力を・・吸収して・・いやぁああああああっ!」
堪えきれずに悲鳴を上げた。「シャマル!」ヴィータちゃんが“グラーフアイゼン”で私の大切なものを奪っていこうとしている触手を断ち切ってくれた。「大丈夫か、シャマル!」心配してくれるヴィータちゃんになんとか頷いて応えて、傷口を見る。小さく開いた穴。そこから私の血が流れる。私の心も、体も、命も、すべてオーディンさんが進む行く手の為のもの。それが、あんな得体のしれないモノに穢された。怒りで今度は頭に血が上る。
「ウルリケぇぇーーーーっ!」
――ナイトメアハウル――
「来なさい、シュリエルリート!」
――フェアドレンゲン・カヴァレリスト――
シュリエルの多弾砲撃と、それに構わず突撃を敢行するウルリケの戦車の突進が、真正面からぶつかり合う。ヴィータちゃんに「私とザフィーラは大丈夫」って微笑みかけて、シュリエルの元に送り出す。そして私は「ザフィーラ!」自力で触手をどうにかしたザフィーラと一緒に治癒の魔導・静かなる癒しを掛ける。
「ラケーテン・・・ハンマァァァーーーーっっ!!」
「わざわざ突っ込んでくるなんて自殺行為だと知りなさい!」
治癒の間にも繰り広げられるシュリエルとヴィータ、ウルリケの戦闘。ウルリケはヴィータちゃんの一撃を槍で受け止めて捌き、待機していた血の触手で反撃。シュリエルはブルーティガードルヒで触手を集中砲火して粉砕、その隙にヴィータちゃんがもう一度突撃を仕掛ける。だけど今度は血の膜で防御されて、しかも「うわっ? なんだよこれっ、放せ!」膜が蠢いてヴィータちゃんを取り込もうとし始めた。
「クラールヴィント!」
ペンダルを4本と伸ばしてヴィータちゃんをしっかり捕まえて、「えーいっ!」引っ張り出そうとするんだけど、力が足りない。その合間にも「守護騎士ヴォルケンリッターの血、どのような味かしら♪」ウルリケは舌なめずりをして、新たな触手を私に向かって勢いよく伸ばしてきた。
そんな私を庇ってくれたのは「させん!」シュリエルで、効果破壊のシュヴァルツェ・ヴィルクングを迫る触手へと何発を打ち入れ、砕き散らせた。「シャマル、今の内だ」ザフィーラが手伝ってくれたおかげで、「すまねぇシャマル、ザフィーラ」ヴィータちゃんを無事救出・・・と言えるのかしら。
「くっそ、血生臭ぇ・・・おえ、さすがに気持ち悪い」
血塗れになったヴィータちゃんが濃すぎる血の臭いに何度もえずく。それを見たウルリケは「血は生物の命そのもの。その命の香りを気持ち悪いとは」って不
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