SAO
プロローグ
[2]次話
神様転生。
それは間違って死んだ。又は神様の間違い、死ぬはずではなかった場合に死んだ者が死後、神様に会って能力等を貰って別の世界に生まれ落ちると言うものだ。
そしてそれは俺の人生にもふりかかる。
幸いなことに、痛みとかを感じる死に方ではなかったのが救いだろうか。
神様の話を聞く限り、俺は元転生者なのだそうだ。
前世の記憶を全て消し、俺がいた世界へと転生を果たしたのも束の間。
どうやらまたまたミスってくれたらしい。
俺が前世で使っていた能力はそのままに、新たな特典を加えて転生とのこと。
だから俺は前世の『神様ボディ』と今回の『神様頭脳(劣化)』、そして前世の記憶を持って転生するのだった。
しかしだ。
どうやら俺は思い違いをしていたのかもしれない。
何故なら俺は、転生先を知らなかったのだ。
だからこの世界は平和である等と錯覚をする。
実際には平和なのだが、少し違う。
どう違うのかと言われれば、科学技術のレベルが違うと答える。
とあるな世界には及ばずながら、前の世界とは比べ物にならない。
そんな代表とも取れるものがゲームである。
たかがゲームと言うことなかれ。
このゲームは電脳空間へとプレイヤーの意識を持っていく”フルダイブ”を目的とした物なのだ。
俺自身、このような事項は一つしか思い当たらない。
この世界は…ソードアート・オンラインの世界だ。
原作に巻き込まれようと無かろうろと、武術をかじっておくことは今後の助けになるだろう。
そう考えた俺は、一端これからどうするかの計画を練るのをやめて、小さい身体で前世の記憶を掘り返す。
過去、俺が転生した世界では平和でありながら青年同士の抗争があったり、不良グループが闘いを仕掛けてくるなど、色々あった。
今のこの小さな身体で行けるかどうかは分からないが、あの道場で学んだ全てを記憶から掘り起こすとしよう。
この日から俺は、親の目を盗んでは鍛練に明け暮れた。
時々見付かりそうになったり、子供の癖にやけに卓越していると疑われることもあったが、
俺が小学6年になるまで何とかやってこれたのだ。
そんな俺だが、中学に上がった辺りで近所の付き合いが出来てきた。
我が家の隣に住んでいる、剣道の道場をもつ桐ヶ谷家である。
そう、桐ヶ谷だ。
挨拶に向かったところ、案の定主人公さんが現れた。
なるべく顔に出さないよう、定型文と化した挨拶を行って家に帰った。
だがしかし、次の日に学校で遭遇。
聞けば同じクラスだとか。
ごめん、気づかなかったよ…。
まぁそんなこんなで仲良くなってとうとうあの日が来る。
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