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鎮守府にガンダム(擬き)が配備されました。
第1部
第10話 激闘、横須賀沖迎撃戦〜其ノ弐〜
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46cm砲をも凌ぐ巨大な砲に、艦橋要員は皆驚きを隠せずにいる。

「リンドヴルムより入電ッ??
本艦ハ之ヨリ、ハイパーメガ粒子砲ヲ使用ス。
周辺艦艇ハ衝撃二備エヨッ??」
「……総員、対ショック姿勢ッ??」
「ヨーソローッ?? 総員、対ショック姿勢ッ??」

檄を飛ばし、その衝撃波とやらを待つ。
砲身がバチバチと火花を散らし、眩しい光を帯び始める。


瞬間、視界が閃光に包まれた。


「ぬうぅ……ッ??」

予想以上の艦を揺さぶる振動と爆音、閃光に、思わず唸った。
間近で46cm砲の一斉射を受けたかのような衝撃に、紅蓮は身を震わせた。

(やはり彼らが未来から来た、と言うのは事実か……然し此れは…ッ??)

ハイパーメガ粒子砲の照射が終わり、恐る恐る瞼を開ける。

「た……対象…約6割の霊子変動消失を確認……」
「敵艦隊…半数が消滅しました……ッ??」

紅蓮は目と耳を疑った。
自分達があらゆる手を尽くして対抗してきた深海悽艦を、たった1度の砲撃で消し去ったのだ。

「……神の御技か…悪鬼の罠か……」
「…はっ、艦長…なにか?」
「……何を惚けているッ?? 艦隊旗艦に打電ッ??
支援砲撃の用意有り、ミサイル管制を譲渡するとなッ??」
「は、…はッ?? 直ちにッ??」


「あの男……修羅か羅刹の如き……か」


紅蓮の独り言は、熱気に当てられたように興奮している艦橋要員の耳には入らず、月明かりの照らす艦橋に消えた。


???


数分後
リンドヴルム MSデッキ

《……ル、ウィル、ウィル坊ッ??》
「…え? あッ?? はい、何かッ??」
《ったく、ボサッとして無いで最終チェックを終わらせなッ??
あんたらしくもない》

通信回線から響いた上官の怒声に、MSパイロットウィルバート・コリンズ¥ュ尉は乗機であるハイゴッグのコックピットで肩を竦めた。
久々の海上任務とあり、少し惚けていたようだ。

《ウィル坊、リリア=A私らの仕事は海ん中で好き勝手やってる潜水艦共を残らず叩き潰す事だ。
連中が司令に釘付けになってる間に私らが全部掻っさらう。
至って簡単なお仕事だ》
《ダリル大尉、ウィルバート少尉は相手の深海悽艦が美人か気になるようであります》
「お、おいリリアッ??」
《全くこのむっつり坊やは、私とリリアじゃ満足できないってかい?》
「た、大尉まで、……もう勘弁して下さい…」
《はっはっはっ、いいかいお前達、遠慮は要らないよ、……思う存分連中のケツ穴をFuckしてやんなッ??》
《「Yes.Big ma'am??」》

そうこうしているうちにカタパルトへ機体が運ばれていく。
後方から艦娘の艦載機が群をなして頭上を通過し
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