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バカとテストと白銀(ぎん)の姫君
プロローグ 姫君とナイトと和菓子屋さん(3)
[後書き]

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あなたのその花の(かんばせ)に浮かぶ穏やかな笑顔
その裏に、ひっそりと咲き潜む一輪の白い竜胆の花をわたしは見つける
胸元に滑り落ちる十字架(クロス)の冷たさをお互いの距離のように感じながら



わたしたちの秘密
重なりあう感情(こころ)

あなたと絡めた指の先に、持て余した想いを込め
終わらぬ輪舞曲の中、わたしたちは回り続ける
心乱れ迷いながら   

わたしがあなたに嘘をついてまで隠すのは

仮面の下で吐いた、ため息の理由(わけ)
今にもあなたを抱きしめてしまいそうな、この想い
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