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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth17燃えるベルカ・イリュリア戦争〜The Illyrian waR〜
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の戦船から八条の砲撃が私たちに向け発射された。当然だが1発あたりの砲撃は分裂した後のカリブルヌス程の魔力量じゃない。だから
魔力炉
(
システム
)
の暴走に細心の注意を払う必要はない。シュリエルと共にいくつかの砲撃を避け、
――
女神の救済
(
コード・イドゥン
)
――
1発の砲撃を吸収し、自らの魔力に変換。テンパランチア召喚と複製エミッション6発に消費した魔力分を回復。回避を終えた時、『申し訳ありません。一撃で墜とせませんでした』と申し訳なさそうにシュリエルは謝って来た。
責める事なんてないから『いいよ。結果的に魔力を回復できたしな』気にしないように言う。それに成した私が言うのもなんだが、一撃で戦船を撃沈できる奴なんてまずいないだろう。それでもまだ納得していないようだ。だったら『これから墜とせばいい。ドルヒ、行くぞ』と言うと、シュリエルもまたチャンスを貰えたという事で『お願いしますっ』と張り切った。
「では行くぞっ!」
「はいっ!」
シュリエルの周囲に血色の短剣が20と展開された。本来、ブルーティガー・ドルヒに属性は無い。だが私が全ての短剣に様々な属性を付加させる事で、その威力を大幅に増加させる事だ出来た。
「「エレメンテン・ドルヒ!」」
炎熱・雷撃・氷結・閃光・闇黒・風嵐の6つの属性を付加された短剣が一斉に戦船を強襲。全弾、艦載砲台に着弾し爆発。おそらく自己修復機能が無ければ修理するまで使えないだろう。シュリエルは「トドメだ!」と周囲に深紫色の魔力球を4基発生させた。
ハウリングスフィアだな。機雷であり、多弾砲撃ナイトメアハウルの発射体にもなるものだ。案の定、「ナイトメアハウル!」5本の砲撃を艦橋へと向けて照射。着弾した場所からは派手な爆発が起こる。しかしそれでも戦船は墜ちない。「むぅ」シュリエルから不機嫌オーラがビシビシと放たれてくる。
(海上の戦船からも迎撃砲が来たか・・・!)
時間をかけ過ぎた。シュリエルには悪いが、私がしぶとい戦船を墜とそう。眼下から撃ち込まれてくる砲撃は優に50を超えている。回避行動に力を注ぎ、
――
屈服させよ
(
コード
)
、
汝の恐怖
(
イロウエル
)
――
砲撃が一瞬でも途切れた隙を狙って、土石系の攻性イロウエルを発動。私の魔力光であるサファイアブルーに光り輝く2つの円環より出でるのは白銀の巨腕。左の巨腕で船体を鷲掴んで、右の巨腕で空手チョップ。船体を真っ二つにして、2つに分かれた船体を海上に浮かんでいる2隻の戦船にポイ捨て。
海上3隻の砲撃は全弾その残骸に向けられ始めた。隙だらけになった海上の戦船を潰すために、「シェフィ。君の術式、借りるぞ」氷雪系最強の魔術師・蒼雪姫シェフィリスの氷雪造形術式の1つである氷雪戦艦リーヴスラシルを発動しようとした瞬間、
『フェイルノー
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