暁 〜小説投稿サイト〜
今日から頑張る
憂鬱

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充「・・・・・」
無言でゲームをやっている

ゲームの中ではヒーローだったし
ヒロインも自分を好いてくれているのだと
浸ることができる

ただ画面に向かって
一日中
ずっとずっと
ゲームをしていた

高校の入学式であろう日から多分二ヶ月はたったか
もうそろそろ
友達もできてグループなんかも出来てる頃か

妹も新しい友達を連れてくるようになった


昔から妹は友達が多かった
得に突飛つしたものは無かったが
同性、異性からの人気はなかなかのものだ

それを妬んだこともあったが
今はもう、あまり感じない

感覚が軽く麻痺しているようだ

充「はぁ・・・腹が減った、何か食うか」
とりあえず何か食べたかったので
冷蔵庫へ向かう

充「・・・・?」

冷蔵庫の前に誰かいる

充「誰だ?・・・」

恐る恐る覗いてみると



優「あ、お兄ちゃん!」

充「うえぇ?!」

この時間は学校のはずなんだが
なぜか妹がいた

びっくりして
情けない声を出してしまった

充「・・・なんで・・・学校の、はずじゃ」

優「なんでって・・・今日は祝日だよ?」

充「・・・あぁ」


そうか祝日
長いこと学校に行ってないと
曜日感覚が麻痺してくるな
朝、親が会社に行ったから
てっきり平日かと思った

優「それより、久しぶりに見たよお兄ちゃん」

充「・・・」


優「もう・・・前はよく話してくれたのに、すっかり無口になったね」

充「・・・ああ」


妹と久しぶりに顔を合わせた

何を話していいものか


逃げ出そうとしたが

妹が制止した

優「まって!、部屋に行く前に少し話そう?・・・ね?」


充「・・・」


どうしたらいいかわからず
言われるがまま
近くにあった椅子に座った

人との会話なんてもう何ヶ月もしてない気がする





いや・・してないか






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