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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico2シャルシルを以って集まる
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で、「なによ、はやて、ルシル。アイツと知り合いなわけ?」アリサが不機嫌そうに訊いた。ここまでアリサが不愉快そうにするのも珍しい。
「わたしが通てる病院で働いてる看護師の、結さんって人の妹さんなんよ、咲耶ちゃんは」
「ちなみに俺が男だってこともすでに話している。病院で女装している時に咲耶と何度か出会っているからな。流石に騙しきれないと判断した。そのついでに石川先生にも、俺が実は男だったってことも伝えた」
ルシルがはやてを診てくれてる医者の石川先生に、実は男でした、ってことを伝えたって話は聞いてた。ちょっとばかり怒られたらしいね。でもま、ルシルの境遇――家族が居ない中での一人旅の果て云々ってことを聞いて、納得はしてくれたそうだけど。
「あ、そう。アイツ、シャル達と同じ2組だし、仲が良いのは結構かもね。でも、もしあたし達かアイツを選ばなくちゃいけなくなった時は・・・解っているわよね?」
「まぁ、付き合いの深さで言えばアリサ達だから、もしの時はみんなの方を選ぶだろうけど・・・。しかしアリサはどうして咲耶を目の仇に・・・?」
ルシルに続いてわたしも「うん。なんかあったの?」そう言って頷く。するとアリサは「あっちから一方的にケンカ売って来てんのよ」って鼻を鳴らして、話してくれた。バニングス家と木花家はお互いに複数の会社を経営する家柄だそう。それだけならそこまでいがみ合う理由も無いんだろうけど・・・
「なんか知らないけどうちの会社が、アイツん家の会社に決まりそうだった案件を横から奪ったとかなんとか。もうそっからは会う度に嫌味をぐちぐちと。最初は無視してたけど、あまりにしつこかったからこっちも徹底抗戦に入ったってわけ」
「私となのはちゃんは、木花さんとも仲良くしたいって思ってるんだけど・・・」
「仲良く出来るような空気じゃないんだよね・・・。とほほ」
そんなアリサのライバルが居るクラスに編入することが決まったわたしとはやてとルシル。なのは達とは別のクラスになっちゃったけど、退屈はしなさそう。問題は、さくやって子もルシルに僅かばかりの恋心を抱いてる模様ってこと。病院で顔合わせをしたようだけど、ルシルは一体あの子に何をしたのか。
『ねえ、はやて。あの子、絶対にルシルに気があるよ?』
『うん。そうやな』
『そうやな、って・・・』
『そうは言うてもなぁ。わたし、咲耶ちゃんには危機感抱いてへんし』
『というと?』
『咲耶ちゃんは脅威にならへんってゆうことや。わたしにとって一番のライバルは、シャルちゃんだけや』
『・・・光栄っ♪』
わたしははやての座る車椅子の隣に移動して、はやてとコツンと拳を軽く打ち合った。突然のわたしとはやての行為に「主はやて・・・?」車椅子を押すリインフォー
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