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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico2シャルシルを以って集まる
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アリシアが居ないこと。あの子まで同じクラスだったら、卒業するまでに絶対に胃関連の病で入院する。

「ありがとう、はやてさん、ルシリオン君。あ、でもなのはさん達のクラス、4年1組とはお隣で、合同授業もたくさんあるみたいだから。そうよね・・・?」

「あ、はいっ。2クラス合同で体育とか色々な授業をすることもあるから、その時は一緒にお勉強しようね、シャルちゃん、はやてちゃん、ルシル君♪」

「「うんっ♪」」

「ああ。その時はよろしく頼むよ」

それから学校に着くまでの間、休み時間は俺たちのクラスに逢いに行くとか、昼食は屋上に集合とか、学校での俺たちの生活基盤を決める話し合いをした。

†††Sideルシリオン⇒イリス†††

時刻は7時50分。これから3年間と通う聖祥小学校に到着。校門脇に停車したリムジンから降りて、正面玄関へと向かってみんなで歩いていると、「あーら、アリサさん。今日はリムジンで御登校とは。良い御身分ですわね」正しくお嬢様然とした口調な女の子の声が背後から聞こえてきた。なんかアイルを思い出す。

「朝からヤな奴に絡まれちゃったわね。なんの用よ? 木花咲耶・・・!」

アリサが溜息ひとつ吐いて、やれやれ、って言った風に振り返った。わたし達もアリサとほぼ同時に後ろに振り返る。そこに立っていたのは、チョココロネ(わたしは生クリーム派)みたく螺旋状に巻いてある茶色のロングヘアをポニーテールにした女の子が居た。アリサに、さくや、って呼ばれた子が「あ、あら? はやてさん。それに・・ルシルさんも」はやてとルシルの存在に気付いて、2人の名前を呼んだ。

(この子、どっかで会ったかな・・・? なのは達じゃないにしろどこか懐かしい・・・?)

以前までなら記憶のフラッシュバックで感情をコントロール出来なくかったけど、今はわたしの前世――シャルロッテ様の覚醒によってフラッシュバックは起きなくなってる。だから確かめようがないけど、でも・・・会ったことがある気がする。

「咲耶ちゃんや。久しぶり〜♪」

「久しぶり、咲耶。木花さ・・・結さんからもう聞いているかもしれないけど、今日から同学年だ。よろしく頼むよ」

「いえ。こちらこそよろしくお願いしますわ?」

ん? なに、あの笑顔。アレは完全に恋する乙女の顔。ただでさえ、はやて、っていうライバルが居る中で、さらなるライバルの参戦など認めてなるものか。はやては一体どんな顔をしてるのかな、なんて思って見てみると、「こちらこそよろしくな、咲耶ちゃん♪」笑顔返しをしてた。

「はい。それではわたくし、新たな教室のお花を変えなくてはなりませんので、これで失礼いたしますわ」

そう言ってドリルポニー(わたしがたった今、命名した)を揺らしながら颯爽と去って行った。とここ
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