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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico2シャルシルを以って集まる
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受け継いで来ているという大嘘に、「技術の継承だよ。その中には女性特有の技術もある」と付け足しておく。
「それがメイクってわけね」
「なるほど。この技術があれば、ルシルも立派な女の子に女装できるね♪」
「せんわ」
アリシアにツッコみを入れる。さて。何故、俺がこんなメイク技術なんて持っているのかというと、“界律の守護神テスタメント”としての契約の時、何度か性転換などという不名誉を受けたことがある。召喚と同時に女性、または女子として肉体改造を受けて・・・。ダメだ、思い出したら泣きそうになってきた。
「私が主はやてとルシルの保護者として学校へ行かなくてはならないから。ノーメイクにラフな格好とはいかないだろう」
リインフォースが両手を握り拳にして、うむ、と強く頷いた。その表情には僅かばかりの緊張がある。登校初日の今日、まずは保護者同伴となる。俺とはやての保護者は、リインフォース。石田先生に頼もうかとしたが、リインフォースが自ら買って出た。
――仕事でお役に立てない今、家庭でお役に立ちたいのです。ならば、保護者同伴につきましては是非、この私を!――
そう言うわけで、リインフォースが俺とはやての保護者役となった。一応、石田先生にも連絡してみた。仮にもこれまではやてを面倒見てきた彼女だ。すると石田先生は、こう言った。
――お受けしたい気持ちでいっぱいですが、リインフォースさんにお願いするのが筋なのでしょう――
とのこと。家族が居るのなら家族に任せるのが良い、という話だ。とまぁそんな話を終えた後、「それじゃそろそろ行こうか」俺がそう告げると、「そうね。ちょっと早いかもだけど、これ以上リンディさんを待たせるのもどうかと思うし」アリサが呟いた。リンディさん(公私混同しないように敬称は変える)が、シャルの保護者代理だ。
「それじゃ、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、行ってくるな」
これから本局へ向かうシグナム達に挨拶するはやて。俺も「行ってくるよ」と挨拶する。
「気を付けてね、はやて。それとルシル」
「いってらっしゃいませ、我が主、ルシリオン」
「ルシリオン。主はやてをしっかりとお守りしろ」
「はやてちゃん、ルシル君。気を付けてね。いじめっ子とか居たら教えてね。私・・・頑張っちゃいますから♪」
シャマルが右手を頬に添えてニコリと微笑みながらそんなことを言うものだから俺たち全員が「なにを?」と若干声を震わせながら訊き返したんだが、「ふふ、色々とです♪」シャマルは濁した。とりあえず聖祥小にいじめっ子が居ないことを祈ろう。その子のためにも。というか、そうならないように俺が居るわけだが。
「えと、大丈夫よ。うちの学校に、いじめなんてする陰湿な生徒っていないし」
「「そう
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