暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico2シャルシルを以って集まる
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†††Sideルシリオン†††

4月6日。とうとうこの日がやってきてしまった。聖祥小学校への編入。先の次元世界では、大学卒業済みという嬉しいステータスがあったから学校に通うことはなかったが、今回は残念ながらそんな都合の良いステータスを得られることはなかった。

(別段、学校に通うことが嫌なわけじゃないが・・・正直、めんどい)

この約2万年の中、小・中・高と学校に通った回数は3ケタ近い。いい加減飽きた。小さく溜息を吐きながら私室で制服の上着の袖に腕を通した後、上着の内側に入った後ろ髪を両手で掻き上げて出す。そして櫛で梳く。今日も枝毛なし、っと。うなじ付近で髪をヘアゴムで束ねつつ、「そろそろ切り頃かなぁ・・・」一束となった後ろ髪を手に取って眺める。

「ルシルくーん。はやてちゃんの準備、終わったわよ〜!」

「ああ、判った! いま行くー!」

シャマルに応え、新品の聖祥小指定の鞄を手に取って自室を後にする。リビングには、俺と同じように聖祥小の制服を着たはやてと、シャマル達みんなが勢揃い。シグナムとヴィータとシャマルはすでに管理局員の制服を着用していて、ザフィーラはアルフから教わった仔犬フォームでシャマルの側に居る。

「やっぱり何度見ても、はやてちゃん、ルシル君。制服姿がとっても似合うわ♪」

「おおきに♪」「ありがとう」

シャマルの褒め言葉に礼を返していると、ピンポーン♪と呼び鈴が鳴った。はやてが「お? すずかちゃん達やな」そう言うと、「私が出ます」シグナムが玄関へと向かう。そして「おはよう。よく来てくれた、お前たち」シグナムの出迎えの声が聞こえ、「おはよう!」「おはようございます!」三者三様の挨拶返しが聞こえた。

「みんなー、どうぞ上がってー!」

「「「「「お邪魔しまーす!」」」」」」

そう言ってなのは達がリビングへとやって来た。彼女たちはもちろん制服姿。そんな彼女たちと朝の挨拶を交わす中、「わぁ、リインフォースさん、綺麗〜♪」なのはと、「お化粧したんですね♪」すずかが、化粧が施されたリインフォースの顔を見て感嘆の声を上げた。
今のリインフォースは、黒のAラインの膝丈ワンピースに白のジャケット、首には真珠のネックレスという服装だ。そして彼女の唇には綺麗な薄い桃色。口紅によるものだ。頬も、チークを使って染めてある。リインフォースは色白だから薄い化粧で十分だった。

「ありがとう。ルシルがしてくれたんだ。似合っているのなら良かったよ」

「「「「え!?」」」」

「え、なに、ルシル、あんたがリインフォースにメイクしたの!?」

「女の子のわたし達より女子力高ぁー!」

なのは達、そしてアリサとアリシアからは特に強い驚きの目を向けられた。俺は、以前みんなに伝えた先祖から魔法等々を代々
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