アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
第四話 迷宮区にて
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としたら・・・ボスモンスター攻略を狙ってるのかも・・・」
「いや、それはさすがにありえないでしょ」
「それは連中が馬鹿じゃないことを信じよう」
そういって小路に戻る四人。若干キリトがアスナと密着した状況を名残惜しそうにしていた。それを見たソレイユがキリトをからかい、キリトは顔を赤くして必死に弁解していた。残された女子二人は首をかしげるだけだったがそれだけだった。
「と、とりあえず俺たちも急ごうぜ。中でかち合わなければいいけどな」
咳払いをし、先を急ぐように迷宮区に足を向けるキリト。それに続くようにほかの三人も足を向け先を急ぐ。
◆
「やることがない・・・」
「たしかに、ね・・・」
そうぼやいたのはソレイユとルナ。現在迷宮区の最上部近くにいるのだが、キリトとアスナがバンバン敵を倒してしまうため二人の出番がないに等しかった。ソレイユはここが最前線にもかかわらず大欠伸をかいている始末である。
今、キリトとアスナが狩っているのは、≪デモニッシュ・サーバント≫と呼ばれる骸骨剣士である。筋肉がないくせに恐ろしい筋力パラメータを持った厄介な奴なのだが二人は一歩も引かずに戦っている。
「ふるるるるぐるるるるるぅ」
異様な雄叫びをあげアスナに四連続技≪バーチカル・スクエア≫を繰り出す骸骨剣士。しかし、それを華麗なステップで避けるアスナ。大振りな連続技をかわされ体勢が崩れたところであすなの八連続攻撃≪スター・スプラッシュ≫が決まる。
「キリト君、スイッチ行くよ!!」
「お、おう!」
そういって、アスナが距離を取って退く。それを確認したキリトが骸骨剣士に猛然と斬りかかった。キリトは繰り出した≪バーチカル・スクエア≫をすべて命中させ敵のHPを大きく削った。そして、なおも斬りかかっていくキリトの剣を受け止めるべく骸骨剣士は盾を構えるが、キリトは左肩口で体当たりを敢行。まともに食らった骸骨剣士はよろけ、がら空きの胴体めがけてキリトの強攻撃がヒットする。そして再び体当たりをかます。これは≪メテオブレイク≫という珍しい技で体術スキルがないと使えない。そして、最後に骸骨剣士の首に攻撃がヒットして骸骨剣士は崩れ落ちた。
「やった!!」
剣を収めたキリトの背中を、アスナがばしんと叩いた。そして、間髪入れずソレイユが呆れた様子でキリトとアスナに言った
「なあ、キリト君」
「ん?どうした、ソレイユ」
「俺とルナがいる意味ってなんだ?」
その問いかけに大量の汗を流して目を背けるキリト。アスナのほうを見ると同じようなことになっていた。そんな二人を見て再び呆れ返り先キリト御一行は先に進んでいく。
◆
怪物のレリーフが施してある円柱の立ち並ぶ荘厳な回廊を索敵スキルを行使し
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