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大陸の妖精
巨影
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出した



グレイ「泣くなよォ、らしくねえ」


ナツ「アルトが泣かせた」


ハッピー「泣かせたー!」


アルト「なんで俺が悪いみたいになってんの?」










カナ「・・・・・」


カナはテーブルの上に並べられたカードをじっと見つめている


そして中央のカードをめくる



カナ「・・・ダメだ!!ミストガンの居場所はわからないっ」


どうやらカードでミストガンの居場所を探っていたようだが見つからなかったらしい



ミラ「そう・・・残念ね」


通信用ラクリマの前に立つミラが残念そうに呟いた



カナ「ルーシィが目的だとすると奴等はまた攻めてくるよ・・・ケガ人も多いし・・・ちょっとマズイわね」


ミラ「マスターは重傷、ミストガンの行方は分からない、頼れるのはあなたしかいないのよ・・・ラクサス」


ミラの目の前のラクリマにはラクサスが映っていた



ラクサス『あ?』


ミラ「お願い・・・戻ってきて、フェアリーテイルのピンチなの」


ラクサス『あのクソジジイもザマぁねえなァ!!!!はははっ』


戦果を聞いたラクサスは高笑いしながらミラを見る



ラクサス『オレには関係ねえ話だ、勝手にやってちょうだいよ』


カナ「ラクサス!!!あんた!!!」


ラクサス『だってそうだろ?じじいの始めた戦争だ、何でオレたちがケツを拭くんだ?』


ミラ「ルーシィが・・・仲間が狙われてるの」


ラクサス『あ?誰だそいつァ・・・ああ・・・あの乳のでけェ新人か』


するとラクサスは再び笑いだした



ラクサス『オレの女になるなら助けてやってもいいと伝えとけ、それとジジイには さっさと引退してオレにマスターの座をよこせとな』


カナ「あんたって人は・・・」ギリッ


ラクサス『オイオイ・・・それが人にものを頼む態度かよ、とりあえず脱いでみたら?オレはお色気には弱―――』パリィィン


ミラはラクサスを黙らせるかのように通信用ラクリマを砕いた



カナ「ミラ・・・」


ミラ「信じられない・・・こんな人が・・・本当にフェアリーテイルの一員なの・・・?」


涙を流すミラはラクサスに対する怒りに満ちていた



ミラ「こうなったら、次は私も戦う!!!」


カナ「な・・・何言ってんのよ!!!」


ミラ「だって、私がいたのにルーシィがさらわれちゃって・・・」


カナ「ダメよ、今のアンタじゃ足手まといになる・・・たとえ元・S級魔導士でもね」


ミラ「・・・・・」グスッ





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