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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第十六話 笑顔
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主の所へ!!」
大輔達はプレシアを止める為に時の庭園に向かったのだった。





























そして一方のクラナガンでは一輝はカリムに異世界について教えてもらっていた。
一輝「なるほどな、簡単に言えば。異なる次元には沢山の世界があり、俺のいた世界もその一つで、俺は次元漂流者という次元規模の迷子になっちまったと…ハアァ…」
深い溜め息を吐いた一輝にカリムは安心させるように言う。
カリム「大丈夫です。時空管理局にあなたを元の世界に戻れるように頼んでおきます。助けてもらったお礼です」
一輝「そいつは助かるけどよ…やっぱ、取り調べみてえなこと受けるんだろ?面倒くせえ…っ!!」
カリム「一輝…さん?」
一輝「カリム、気を引き締めろ。お客さんだぜ」
カリム「え!?」
建物を吹き飛ばしながら現れたのは巨大な猿のような怪物。
一輝「っ!?何だこいつ…」
カリム「ま、魔法生物です!!」
一輝「魔法生物…?この世界にはそんな厄介なのがいるのかよ。レオルモン!!」
レオルモン[任せて!!]
レオルモンが怪物に躍りかかる。
一輝「まずは遠くに逃げるぞ!!」
カリム「え?でも…」
怪物と戦っているレオルモンをチラリと見遣るカリムに一輝はニヤリと笑う。
一輝「安心しろ、あんな図体だけの奴、進化しなくても…っと、まだいたか」
竹刀を取り出し、構える。
カリム「一輝さん…」
一輝「たく、こんな怪物をのさばらせやがって。時空管理局ってのは随分と杜撰な警備だなっと!!」
怪物の攻撃を翻す。
攻撃が当たった壁が砕ける。
一輝「あっぶねえ…あんなの喰らったら死んじまう…」
竹刀で怪物に一撃を入れると、すぐに距離を取る。
怪物は大したダメージこそ受けなかったが、一輝を執拗に狙う。
一輝「そら、もっと早く動かねえと当たらねえぞ?」
竹刀をブラブラさせ、嘲笑いながら挑発する。
伊達にデジタルワールドを一人と一匹で生き残っていたわけではない。
この程度のことなら数え切れない程あった。
しかし誤算なのは、魔法生物との対戦をしたことがないこと。
レオルモン[うわっ!?]
一輝「レオルモン!?」
レオルモンの方を見遣ると、身体の半分が凍っている。
一輝「どうなってやがる…?」
カリム「あの魔法生物は凍結の魔力変換資質を持ってるんです!!」
一輝「魔力変換資質?ようするに凍らせるような技が使えるってことか?」
カリム「は、はい…危ない!!」
一輝「っ!!」
咄嗟に竹刀を盾にして受け流すが、受け流し切れずに吹き飛ばされる。
一輝「痛…っ、やべえ…」
竹刀が粉々になってしまっていた。
まともに受けていたら自分がああなっていたのかと思い、
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