TURN14
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いした」と噂されうやからな。あえて辞職する事にしたんやな。
そして俺はマリーと第四戦隊の乗組員に見送られながら駆逐艦で日本星域に帰還した。
『御乗船ありがとうございます。間もなく、惑星大阪府。惑星大阪府です』
「さて、降りるか」
民間高速船の到着アナウンスに俺は荷物を取る。
民間高速船は、惑星大阪の宇宙港に接岸し た。
タラップが降ろされて、惑星大阪で降りる乗客が次々と降りていく。
「ん〜、久々の大阪やな……」
俺は背筋を伸ばしながら言う。
『京橋方面行きのリニアが間もなく発進しまぁす』
「やべ、はよ乗ろ」
俺は急いで京橋方面行きのリニアに乗る。
ピリリリリリリッ!!
プシュー。
笛の音共に扉が閉まる。
そしてリニアが動き出した。
「あ、理亞にでもメールするか」
俺はケータイを出してメールをする。
『次は京橋ぃ京橋ぃ。お乗り口は左側です』
「おっと乗り換え乗り換え」
もう一回乗り換えやねんな。
「さて………」
そしてあっという間に我が家へ到着。
「ただいまぁ〜」
俺は玄関扉を開ける。
「あら? ユキカゼさんじゃないデスか?」
パタパタと奥から一人のオフランス系の女性が現れた。
「ただいまセシル。理亞にメールしたんやけど知らんかったんか?」
「いえ、理亞からメールは来てませんヨ」
「……あの野郎、また仕事に熱中しとる な………」
俺は溜め息を吐いた。
「でも急にどうしたんデスか?」
「ちょっと海軍を辞める事になってな」
「………え?」
俺の言葉にセシルは唖然としている。
「あ、雪風だッ!!」
「雪風雪風〜♪」
「雪風兄ちゃん〜」
「ユッキー♪」
奥からぞろぞろと子ども達が出て来た。
「おぅガキンチョ共。土産や。喜べよ」
俺は子ども達にお菓子の詰め合わせなどをあげる。
「ありがとうユッキー」
「サンキューな」
「雪風、今度はゲーム買ってよ」
「分かった分かった。明日皆と行ったるわな」
「ユッキー、ゲームしようよ」
「はいはい」
俺は子ども達に引っ張られながら家に上がった。
「……そうだったんデスか。樋口元提督のせい で………」
「済まんな。暫くは厄介になるわ」
俺は皆で夕飯のカレーを食べていた。
「理亞は最近遅いんか?」
「最近、戦争が始まってから仕事が多くなったらしいデス」
「それはスマンな………」
「いえ、ガメリカの最後通牒を
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