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鎧虫戦記-バグレイダース-
第24話 マリーはmarryって意味で付けたわけじゃない
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アスラは顔を軽くかきながら顔をそらした。

「だって、オレはマリちゃんの格好がそれで十分似合ってると思うから‥‥‥‥‥」

それを聞いたマリーは顔を赤くした。

「そ、そう?私似合ってる?えへへ」

マリーは嬉しそうにクルクル回ってアスラに見せつけた。

「今から雨さんと豪さんの結婚式があるんだぞー。
 のろけるのはもうちょっと後にしろよww」

ホークアイはニヤけながら言った。

「ありがと、アスラ?」

マリーは少し照れた笑顔で言った。
アスラはまた顔をそらした。

「二人とも、ラブラブねぇ?」

すると、向こうから男の人が走って来ていた。

「ごめん遅くなっ‥‥‥‥‥あれ、もう来てたんですか」

アーロンがスーツをビシッときめて話しかけた。

「さすが軍人さんね。似合ってるわよ?」
「そ、そうかな‥‥‥‥‥‥‥‥」

アーロンは顔を赤くして照れた。

「アーロンさんとレイラさんもラブラブだね」

マリーは2人の姿を見て、笑顔で言った。

「そうよ。だって私たち、夫婦だもの」

レイラのさり気ない一言に3人は目を見開いた。

「えぇッ!!夫婦ぅッ!?」

3人は大声で叫んだ。 レイラは人差し指を立てた。

「しーーッ、そろそろ始まっちゃうから静かにしないと‥‥‥‥」

3人は口を押えた。マリーはアーロンに言った。

「良かったねぇ、アーロンさん」

マリーはまるで自分の事の様に笑顔で喜んでいた。
アーロンはマリーのこういうところに惚れたのだ。

「は、はい。これからも妻の為に頑張ります」

アーロンは堅苦しく言った。ホークアイは不満そうな顔をしていた。

「アーロンさん、オレたちにもレイラさんに言うみたいに普通に話してくれよ」

アーロンは首を振った。

「これが僕の話し方ですから。彼女は身内になったので
 大分話し方を崩していますが、皆さんには敬語で話さないと落ち着かなくて‥‥‥‥‥」

レイラは付け加えをした。

「彼、結婚式の時にかなりセリフ噛んでたのよ?」

アーロンは顔を赤くしてレイラを止めた。

「ちょ、ちょっと、レイラさんっ」

マリーはこの話を聞いてレイラから大人の魅力を感じた理由が分かった。

「それで、子供はいるの?」

マリーは気になったのか、いきなりレイラに訊いた。

「ふふふ、まだいないわよ。でも、いつか欲しいわね」
「そうですね‥‥‥‥‥‥」

レイラにそう訊かれ、アーロンは はにかんだ笑顔で答えた。


 カ〜〜〜〜ンッ♪、カ〜〜〜〜〜ンッ♪


突然、鐘が鳴り始めた。

「あ、始まるわよ。みんな座って」

全員は沢山並んだイスの一番前に座
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