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『曹徳の奮闘記』改訂版
第四十六話
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「その代わり、また此処に来てもいいかしら?」

「うむ、構わないのじゃッ!!」

 美羽は頷く。

「それじゃぁね長門君」

「元気でな」

「おぅ、早く北郷を食えよ」

「分かっているわ。ブルウゥワアァァァァァーーーッ!!」

 貂蝉と卑弥呼は前回同様に、光りに包まれて消えた。

「………化け物ね」

 賈駆がポツリと言う。

「まぁそれに関しては認めるな」

「それよりも長門じゃッ!!」

「ん? 俺?」

 急に美羽が叫んだ。

「何故、妾に天の御遣いと同じ天の人間と言わなかったのじゃッ!! 妾は長門の主君じゃろうッ!!」

「そうですねぇ、それはいけませんよねぇ」

 七乃がニヤニヤしながら言う。

 ………絶対にこの状況を面白がっているな。

『……………(ニヤニヤ)』

 いや……零達もだ。

 特に星のニヤケ方はヤバイな。

 まぁ、凪はあたふたしているけどな。

「……どうすれば宜しいですかな我が主君様?」

「そうじゃのぅ……なら妾達に天の国の事を教えるのじゃ。活かせる知識があるなら妾達に教えてほしいのじゃ。それが長門の罰じゃな」

 美羽がニヤリと笑う。

「………分かりました我が主君。主君の仰せのままに」

 俺は苦笑しながら美羽に臣下の礼をした。







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