二十四章 幕間劇
川中島戦後推論
[8/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。
「ありがとう。助かる」
「そうだ。そういえばさっき、ここに来る途中で柘榴達が騒いでたみたいだけど・・・・あれ何だったの?」
「あああれな、川中島がもし普通に戦いをしていたらどうなってどっちが勝ってたかという話だ。柘榴は長尾と言うが、湖衣は自分が参戦してたら武田が負けるような事はないと」
「まあ、それはそうね」
「・・・・・・」
「そういえば川中島もあのままだったわね・・・・。どうする、光璃」
まさかまた交渉でもするのか?手打ちにしたのは互いの関係だけであって、あの土地に関しては美空もどうこうするつもりはなさそうだけど、光璃の考えも聞いておきたい様子だった。そしたら光璃は今のままでいいと言った。俺と美空は意外であると答えた、信州統一は武田家の悲願だと考えていたけど。悲願ではあるが戦を起こす意味はもう無くなったようだ。これ以上ないのであれば、長尾と武田は戦う事は無い訳となる。
「信濃はもういいから、代わりに一真をもらう」
「ちょっと待ちなさいよ!それとこれとは話が別でしょ!」
「美空は武田の北上を止められる。なら、こちらも対価が必要」
「塩の流通で手を打ちなさいよ」
「その対価は、ちゃんと払った」
「って言うか一真はみんなのものだってアンタ散々言ってたでしょうに・・・・!」
「だから、美空の所だけ光璃がもらう。久遠やみんなの所は、目をつぶる。これで公平」
そしたらもう一回川中島起こした方がマシだと答えた美空だったが、戦うなら俺が相手になっても構わないと言ったら二人ともしゅんとなってた。まあ俺の強さはここにいる武将達とは次元が違うからな、俺とぶつかる覚悟あればの話となるがな。で、結局のところ俺半分で左右の腕に手を重ねた二人とも。あとは美空から俺の手が胸に当たってんのはあえて言えないフリをしていた。
「光璃にはこういう事できるかしら?」
「・・・・女の価値は、おっぱいじゃない」
光璃は美空の挑発に乗らずに答えるだけ、あと胸があまりない方が好きだと勝手に解釈されているけど、俺はどっちも好きなんだが。あとは一真隊のと言われてハッとするが、それに関しては禁句なので皆の前では言うなと言っといた。そして二人ともこうしていると悪くないといい、この戦が終われば温泉だとか言われてとりあえず返事しといたけど戦が終わればこの外史が消滅する事を忘れているのかな?と思った。そうして俺達だけの空気となったがいいが、どうやらこの態勢が終わりが来たのだった。
「お屋形様ー!」
「御大将ー!」
勢いよく部屋に入ってきたのは、粉雪と柘榴がほぼ同時に入室してきた。
「・・・・・・」←美空
「・・・・・・」←光璃
「あ・・・・・」←粉雪
「その・・・・
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ