二十四章 幕間劇
川中島戦後推論
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出来るからだと思ったのだろう。湖衣も柘榴も将棋ならで一応言い合いは無くなった。
「そういえば春日・・・・」
「何か気になる事でも?」
「この件とは一切関係ないが、先程光璃に声をかけられたのだが無視られて背を向けたんだが何か知らんか?」
「さあ?お屋形様からは特に何も聞いておらぬが」
「何かしたって事じゃないっすか?一真さん『何か言ったか?』いいえ何も言ってないっす!」
柘榴にそう言われたので、素早く銃を抜いた俺に対しては何でもないかのように答えたのでそう言った。なので、銃をホルスターにしまったが、一葉はなぜせんのか聞きたいようだったけど。そんで結局戦が起きる方向に焚きつけようとした室町将軍である一葉だった。
「とりあえず光璃に関しては俺に任せてお前らは将棋で決着つけろ、春日に一葉は将棋に審判を頼む」
「相分かった、という事で一葉様は拙と一緒に湖衣と柘榴の勝負の立ち会いをお願いしたい」
「むぅぅ・・・・・・。なら、さっさと決着をつけい。余はあまり待たんぞ?」
という事で何とかなったので、俺は光璃探し再開となった。まあ接し方に問題あれば、本妻からの喝を受ける事になるからな。探すと言ってもとりあえず光璃の部屋に来てみた。いたらいいんだけど。
「光璃ー。いるか?」
「一真?」
「入っていいか?」
「・・・・・・・」
俺の問いに光璃からの言葉が返って来ない、いつもならすぐに入室許可出るはずなんだけどやっぱ先ほどの美空での会話かな?
「光璃?入っても構わんなら勝手に入るが?」
「・・・・・・・」
もう一度聞くが返ってきたのは沈黙あるのみなので、俺は許可なく開けてから光璃の部屋に入る。そんで真正面から聞くと沈黙が続くが、その顔はまるで拗ねたような顔をしている光璃の姿だった。で、何か怒っている感じではなかったので話をするが、あぐらをしている俺のとこにちょこんと座りこむ。何か悪い事でもしたのか?と聞いても違うと言うからやはり美空の事かなと思ったら美空がこの部屋に入ってきそうな気配を読み取った。あとは抱き着いてイチャイチャはしている。
「ねえ、光璃・・・・って、何やっているのよ二人して!」
「・・・・いちゃいちゃ」
「いちゃいちゃじゃないわよ。人の未来の良人に何やっているのかって聞いてるの!」
「一真は、光璃の未来の良人でもある」
「それくらい分かってるわよ」
あーあ、俺何となくだけど光璃が何で拗ねているのか何となくだけど理解してきたような気がした。
「美空のお陰。ありがとう」
「・・・・・まさか」
「何がまさか何だよ?さっきから光璃がそっぽ向いたりしているから、全然口聞いてくれないんだが何か心当たりがありそうだな」
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