二十四章 幕間劇
川中島戦後推論
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
信濃の支配権を巡って行われた数次の戦いをいう。最大の激戦となった第四次の戦いが千曲川と犀川が合流する三角状の平坦地である川中島(現在の長野県長野市南郊)を中心に行われたことから、その他の場所で行われた戦いも総称として川中島の戦いと呼ばれる。計5回12年余りに及ぶとされているし、実際に「川中島」で戦闘が行われたのは、第二次の犀川の戦いと第四次のみであり、一般に「川中島の戦い」と言った場合、最大の激戦であった第4次合戦(永禄4年9月9日(1561年10月17日)から10日(18日))を指す事だと船で語っていた八雲だった。そんでこの世界に来てから萌えオタクとして開花したから、あまり戦場には出していない。
「それなら一真で語られている川中島の戦はどうだったんだ?」
「基本的にこの世界の歴史を口にする訳にはいかないんでね、空論ばっかじゃ決着付かない様子と見て将棋で決着つけたらどうなの?」
「そういえば一真の世界に連れてかれると教えてくれるんだったな、ワシらの今現在の状況から見て一真は本来の歴史から外れているとワシは思う」
と言うと殴り合いをするんだったら、俺が相手するが勝てるのか?と聞いたら矢で貫かれたような感じで全員無理と言った感じだった。なので、空論ばかりで決着つかないのであれば、将棋で勝負したらどうなんだと提案してみた。
「将棋っすかー」
「湖衣は将棋なら文句ないだろう?」
「まあ。そのくらいでしたら・・・・」
「柘榴は?」
「望む所っすよ!で、中将棋っすか、小将棋っすか」
中将棋・小将棋・・・・・将棋の一種。中将棋は現代の将棋の二倍ぐらいの駒を使って遊ぶ将棋の事で、小将棋は現代の将棋とほぼ同じ。
「小将棋は先手必勝ではありませんか」
「だったら中将棋っすね!」
本来なら源平合戦の事を言うが、ここは過去とはいえ正史と外史の境目と言ったところなんで武将たち全員基本だと思ったからだ。それに俺らより詳細に語られると思われるからだ。
「何だその中小ってのは?」
「・・・・主様の時代にはないのか?」
「俺らの時代の将棋は、一種類しかなかった気がする。俺はあまりやらないけど、決まり事ぐらいは知っている」
とりあえずメジャーな本将棋だけだとあるけど、他ではどうやら中将棋とかがあるそうだ。
「ほほう。ならば、一つ聞くが・・・・象は結局残ったのか?」
「・・・・・・・・・象?」
象は動物の象か?東南アジアやアフリカにいるあの象か?
「残っておらぬようじゃな」
「そうか。象は消えたか・・・・」
戦国時代に象っていたのかなと思ったが、俺も疑問符として残る。そんで結局森親子は将棋には興味がないからもう行くぞと言って行ってしまったが、将棋なら一葉が審判
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ