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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十四章 幕間劇
川中島戦後推論
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に参加していませんでしたので・・・・」

だが、その駒に横からぶつかったのは、一つの駒である湖衣の部隊のようだ。

「そ、その状況で私がいたなら、それも利用価値があると思います。・・・・故に、武田が負ける理由などありません」

裏の裏の裏だから、確かにそういう展開もありそうな気がする。

「この通りでな。湖衣が戦場におらなんだゆえ、ややこしい事になっておる」

「・・・・で、審判はどう見ている」

「別にどちらでもよいわ」

まあそうだな、というかジャッジ役としては合っていないと思う。審判依頼するなら、この俺の仕事だと思うけど。で、森の親子はグチグチ言い合っても仕方が無いと言い、コイツでカタを付ければいいだろうとの桐琴と小夜叉だった。以前よりかは落ち着いていると思うが、基本は変わらずと言う事で力強く握り拳を握りしめる二人だった。俺はため息を一つした。

「一真がため息するくらいだから、ワシらは生き残っていた方が勝ちでいいだろうに」

「それに最終的に戦を終わらせたのは、一真の夜叉達が終わらせたようなもんに。生き残っていた方が勝ちでいいだろう」

森親子の言い分も分かるし、今更川中島で戦の事を聞かれても困る訳だし。湖衣はそれがイヤだからお願いしたそうだけど、ジャッジする相手を間違えている気がするぞ。湖衣よ、あとは面倒だから間をとって海津城は森親子がもらってやると言ったので更に混乱した。そこは間じゃねえだろうと言いたいけど、言い合いで決着付かないってので桐琴と小夜叉が相手をしてやろうという話まで進んでいた。

「り、理解出来ません・・・・。一真様、織田の武人というのは皆さんこのような・・・・・?」

「ちょい待った!?」

綾那が三河スタンダードというならともかく、森親子が織田スタンダードとかはないわぁ。

「何でこんなのに仲裁頼んだんすか!」

「その辺りにおったから、だな」

「迷惑な話じゃて」

一葉は一葉で他人のように言っているけど、実際美空のとこにいたじゃん。しかも戦を楽しみながら進んでいたのを見えていたような気がする。

「そうだ。そういえば、良人殿は先の世から来たのだろう?未来ではあの戦、どうなっておったのだ?」

「そういえばそのような話もあったの」

「それっす!先の事が分かってるんだったら、もちろん長尾の勝ちっすよね、一真さん!」

「武田ですよね?一真様」

「確かに俺らのところでは歴史として本にされている、川中島の戦いそのものも伝わっているから詳細な部分も俺らは大抵の事なら知っている」

川中島の戦いは、日本の戦国時代に甲斐国(現在の山梨県)の戦国大名である武田信玄(武田晴信)と越後国(現在の新潟県)の戦国大名である上杉謙信(長尾景虎)との間で、北
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