無印編
序章
第三話 試験と挑戦
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う言うと悟志は構え恭也言われた通り防御の姿勢をとった。
「行くぞ恭介、秘剣、燕返し!」
悟志の繰り出した太刀筋は一秒の狂いもなく同時に三本の太刀筋を生み恭也を襲った。それを食らった恭介は後方に吹っ飛び気絶した。
「恭也さん!」
すると屋敷の中から一人の女性が現れた。その女性は恭也の名を呼び恭介の下へ駆け寄った。
「心配するな気絶しているだけだ、しばらく横になっていれば次第に目を覚ます。それより貴様はこの月村邸の主で良いのか?」
「はい、このような真似をして申し訳ありません。どうか詳しい話は我が屋敷の中で、ようこそわが月村家へ」
〜sid悟志〜
その後恭也はどこか寝かせられる所に連れて行かれ、俺は二階のテラスに招かれた。
「それではお改めまして私はこの月村家当主、月村忍と言います」
「その妹の月村すずかです……」
「この月村家につかえておりますメイド長のノエルと申します」
「同じくメイドのファリンです」
「知って入ると思うが光瀬悟志だ。信じられないと思うが神様をやっている」
『マスターをサポートしていますイグニで〜す』
イグニを見て四人は目を丸くしていたが、お互いの自己紹介が合わるとファリンが紅茶を入れてくれた。俺はその紅茶を一杯飲むと話し始めた。
「取り敢えずお互いに聞きたいこともあるが一つ質問させてもらう。お前らは何者だ?人間ではないな」
俺がそう聞くと忍は一息つきそれを見ていたすずかは心配そうな目で見ていた。それを見た忍は心配ないというかのようにすずかの頭を撫でた。
「その質問の答えは私たちが貴方を呼んだ理由にもつながります。私とすずかは夜の一族と呼ばれています。簡単に言うと吸血鬼です。そしてファリンとノエルは綺堂家が作った自動人形・・・つまりロボットです。それで…」
「それで、恭也から俺の正体、俺の目的を聞いたから自分たちを殺さないでほしいとかそんなところか?」
忍の話を遮って俺は覚ったことを話した。そして忍はコクンと頷き俺はそれを見て「はぁ〜…」とため息が出た。
「恭也が何と言ったかは知らんが俺はむやみやたらと生物を殺す悪魔ではないぞ、俺は多種族同士の争いに割って入り平和的に解決をさせる。どうしてもそれが無理なら両者の争いの首謀者を殺し、それでも争いが終わらなければ争いの原因の種族を滅ぼす、それだけだ。お前たちはどうなんだ、むやみに人間の血を食料として飲むのか?人間の生活に溶け込んでいるんだ親しい中の人間の一人や二人いるだろう?お前らにとってそいつらは食糧なのか?」
「……がう…違う!なのはちゃんたちはそんなのじゃない、なのはちゃんやアリサちゃんは私の大切な友達、親友なの!だから…だから…」
先ほどまで喋らなかったすずかがいきなり大声出したことに
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