暁 〜小説投稿サイト〜
パズル&ドラゴンズ 〜Sundara Alab?l? L?'i?a P?n? lil? 〜
4話.減らず口と睡蓮 〜開花〜
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タスも話にならないわで、永遠の倉庫番だったんだよな、あいつ。となると、いくら当たりの神やフェス限が当たろうが、殆どのレア枠は無用の長物になる可能性があるわけか。ホント、どうしようもないな…」
最後に五つ。
「やっぱり狙うはエジプト神か。さすが無課金の味方、パズルさえできればどんなPTでも戦える……って、オイ。そもそも実際問題、パズル自体ができないのか。いや、俺のパズル技量が残念なのは確かだが、それをさっ引いても、この世界に存在するであろうパズルシステムの、起動方法すらいまだに俺は掴めてないんだぞ。弱ったな… そこらは上手く調整されてることを祈るしかないか。いやいやいや、そんなことよりもまず、金卵が当たる前提で話を進めてたが、その保証がそもそも無いじゃねぇか。初ガチャがゴーレムとか、勘弁だぞ… あぁ、どんどん未来に暗雲が立ち込めていく……」
そして、力の奔流が爆発した。
「ぬああっ!? なんだなんだ!?」
それまでの凪が嘘だったかのように、場の空気は凄まじいまでに大荒れに荒れ始め、先ほどまで青かった空も急に夜になったかのように真っ黒に変じた。
と同時に、立っていることが困難なほどに凄まじい圧が、男を横殴りに襲った。
突然の衝撃に、吹き飛ばされまいと踏ん張り耐え、目を細めた男の眼前では更に驚異的な光景が広がっていた。
祭壇だった。
祭壇が目を眩まさんばかりの光を放ち、いよいよもって肌で体感できるまでの激しさを得て脈を打ち始めた”胎動”と呼応するかのように、得体の知れないどこか神秘的な力、そう、『魔力』とでも呼ぶべき力の奔流を流れ出させている。
そして、濁った光沢を放つのみだった祭壇の表面は今や、美しい七色の光を放ち燦然と輝いていた。
その七色の輝きは、先ほど祭壇に嵌め込んだ魔法石と同じものだった。
「あの祭壇は、魔法石で出来てたのか…!?」
誰にともなく口を突いた男の疑問を前に、ついに胎動は最高潮に達し、七色の煌きは光の柱となって天へと登った。
光の柱はやがて、ひとつの形を得て中空にその身を固定した。
それは、巨大な金色の龍だった。
どことなく愛嬌のある姿にデフォルメされたその龍に向かって、場を満たしていた霊気は収束されていき、不可思議な文様をあしらったこれまた巨大な図形を、もっと言えばそう、巨大な『魔法陣』を象った。
そして見上げる男の手前にもまた、龍の手前に浮かんだものと同じ、ただし少し小さな魔法陣が浮かび上がった。
円の外周にあしらわれた文様は解読不能だったが、中心に浮かんだ印、下向きの矢印だけは男にも意味がよく分かった。
「ハッ…!こりゃあもう、引くっきゃ、ないよなぁ……!」
意を決し、男は魔法陣
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