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パズル&ドラゴンズ 〜Sundara Alab?l? L?'i?a P?n? lil? 〜
4話.減らず口と睡蓮 〜開花〜
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した感触を返し、男はとりあえずそのことに安堵を覚えた。
そして階段を登り終えた先で、男はこの場所が何であるかを理解した。
浮遊した足場に、ぽつんとひとつだけ存在していたモノ。
それは『祭壇』だった。
大理石とも御影石とも全く違う、まるで見当もつかない濁った光沢を放つ材質の石材で建立されたソレには、十字架もなければ盤境も神籬もなく、ただその表面に五つの窪みが円を描くように彫り込まれているのみだった。
「…これは、ここで使えってことなんだろうな、きっと…」
呟きながら、男は懐から道中で手に入れていた”ソレ”を取り出した。
男の手に握られていたのは、七色の光を放つ美しい石。
男が知っているゲーム本編、『パズル&ドラゴンズ』では、『魔法石』と呼称されるシロモノである。
数にして五つ。祭壇に存在する窪みの数と一致するそれを、男は手の中で弄んだ。
「疑う余地もなく、チュートリアル終了後の初ガチャ、ってわけだ。やれやれ、らしくもなく緊張してきたな… 俺の引きが試されるぞ、こいつは」
嘯いた男は、掌中にあった石を窪みに嵌め込んでいった。
まずはひとつ。
「ここはやはり、どーんとでっかく、強力な神タイプが欲しいところだな。ホルスにイシス、ばすにゃん。それと、アヌビス、ラー… はちっと俺のパズル力では難しいか。うん、やっぱエジプト神だと、後々まで楽だな。ここらが大本命か」
続けてふたつ。
「いや、現時点最強の呼び声も高いパンドラとか、新英雄神あたりなんかも捨てがたいな。なんてったって列パは楽で強いし。もっとも無課金勢だった俺にはあんな廃課金PT、ついぞ組めなかったんだけどな。しかし、俺は絶賛異世界トリップ中。夢くらい見てもバチは当たるまいさ」
さらに三つ。
「…ん? 待てよ。そういえばこの先、魔法石っていったいどのくらい手に入るんだ? ゲーム通り、ダンジョンクリアでちゃんと貰えるものなのか? さすがにDL記念イベント魔法石毎日配布、なんてのはありえないとしてもだ、ダンジョンクリア報酬の魔法石は絶対数が限られてる。その上、この世界で確実に入手できるという保証も、無論ないわけだ。となると結論、廃課金御用達のPTはやっぱり組むのが難しい? …なんだよ、異世界トリップしても結局は無課金貧乏PTなのか、俺は? どうにもロマンのない話だな、ったく…」
重ねて四つ。
「つーことは、パンドラなんぞ当たってもどうしようもないのか… あとは、この世界にあるかどうかは分からんけど、コストの問題か。確か、リアルでパズドラ始めたときは、最初のガチャで緑ソニアが当たったんだったな。しかし、コストが高いから初期PTには入らなかったわ、進化させなきゃステー
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