マブラヴ
0835話
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もっとも、それらのパーツはあくまでも俺達の独自規格だから、戦術機に使用するにしても色々と工夫が必要になってくるだろう。
その辺に関しても、恐らく俺達からの協力が必要になる筈だ。
既にアンディーの表情は、驚くのではなく強張っている。
向こうにしてみれば、それ程の衝撃なのだろう。
こっちにしては、既に時代遅れになったパーツの処分セール的な意味合いでもあるんだが。
そして、最後にこれまでの中でも最大級の爆弾を1つ。
「最後に、他の世界の兵器をこちらの世界に売る事を考えている。勿論、その際にはシャドウミラーとの条約を締結してからになるだろうが、殆どが戦術機よりも高い性能を持っているのは間違いない。それに、戦術機よりも性能が低い兵器もあるが、その代わりに基本的には誰でも乗れる利便性を持っている。戦術機のように、厳しい基準や能力で選ばれたパイロットでなければ操れないというものでもない。……ただ、当然そんな機体だけに、前線で戦うというよりは後方からの援護射撃がメインになるだろうがな」
当然、この機体というのはガン・ルゥだ。
陽光で処分に困って余っている以上、こちらが格安で買い取ってそれなりに高値で売ってやるのもいいだろう。
……KMFはエナジーフィラーで動く以上、ガン・ルゥを使えば当然そっちでも儲ける事は出来るだろうしな。
「ああ、これで最後だと言ったがちょっと間違いだな。こっちが本当の最後だが、俺達シャドウミラーと交流を持とうとする場合、オーストラリア政府には窓口になって貰いたい。有象無象が大量に交渉を求めてきても迷惑だからな。ただし、特定国家に対して贔屓をしたりしたら……恐らくそれが俺達シャドウミラーがこのマブラヴ世界を見捨てる契機になるかもしれないとだけは覚えておいた方がいい」
窓口であるという特権を私利私欲に使った場合、俺達シャドウミラーはこの世界から引き上げる。そう言外に滲ませ、告げるのだった。
……さて、エザリアやレオン達の方はどうなっているのやら。
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