暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第十三話 訓練開始
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ロノを呆然としながら見つめる。
大輔は少し考えると、なのはに向き直る。
大輔「今日の特訓はこれで終わりだ。なのは、身体を休めとけ」
なのは「は、はい。」
なのはは返事をすると慌てて訓練室を出た。
大輔「で?何だ話って?」
クロノ「何故あんなことを?」
大輔「は?そうだな…納得出来ないってのもあったけど、ただ純粋にフェイトを助けたかった。」
クロノ「だが、あの時は君の切り札の1つがあったからこそ被害は無くて済んだ。だが、下手をすれば君は死んでいたかもしれないんだぞ?」
大輔「かもな、なあクロノ。もしもの話だけどお前に大勢の命とお前の大切な…リンディやエイミィの命が天秤にかけられたとする。どっちも早く助けなきゃ命が危ない。お前ならどうする?」
それは遼にも言われたこと。
クロノ「…納得は出来ないが、大勢の命を選ばなければならない。少数のために大勢の命を犠牲には出来ない。」
大輔「そうだな。でも俺は大切な人を見捨てることは出来ない」
クロノ「何?」
大輔の言葉にクロノが目を見張る。
大輔「確かに大勢を助ける道か、少数を助ける道しかないって迫られたら大勢を助けるのが筋だろうさ。でもその大切な人のことを1番に考えてる奴はそいつのために動かなきゃ駄目なんだ。それに1人の命を救えることが沢山の命を救うんだって俺は思う。」
クロノには大輔と遼はどこか似ていると感じた。
何せ言っていることが殆ど同じだからだ。
クロノ「そうか…」
大輔「なあ、クロノ。もしそういう状況になったら1人で背負い込むんじゃなくて仲間を頼れよ。」
クロノ「仲間…?」
大輔「ああ、1人で駄目なら2人で。4人で駄目なら6人で、1人じゃ出来ないことも、皆で力を合わせて最善を尽くせばきっと何とかなる。俺はそう信じてる」
クロノ「…そうか……」
口には出さなかったが、クロノは大輔の言葉に真理だなと内心で呟いた。
クロノ「確かにそうだな…1人では出来ないことも2人なら出来る。」
大輔「そうだろ?」
クロノ「大輔、最後に教えてくれ。君は何の為に戦うんだ?彼女を守る為にか?」
クロノはフェイトを思い浮かべながら大輔に問う。
大輔「俺は大切な人と大切な人が信じる物を守りたい。フェイトは…確かに大切だ。一緒にいて守ってやりたい。」
クロノ「惚れてるのか?」
大輔「ば、馬鹿!!違う!!あいつは俺にとって…」
クロノ「君にとって?」
大輔「〜〜〜っ、何でもない!!」
大輔は顔を真っ赤にしながら顔を逸らす。
クロノ「何で隠すんだ。僕と君の仲じゃないか?」
クロノは大輔にからかうように言う。
大輔「ついさっきまで、険悪だった奴に言う台詞じゃねえよな!?だ、大体お前こそエイミィとはどうなんだ!?」
クロノ「なっ…!?彼女は士官学校時代の同期だ!!!」
大輔の
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ