第21話 川神姉妹堕つ(メンタル面が)
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−Interlude−
川神学園・学園長室。
「むぉお!!!?」
「如何しましタ?総代。いきなり奇声を上げ・・・コレは百代が殺気立っていル?その方向性は・・総代?」
また何かしたのですか?と言う、冷ややかさと呆れが入り混じった目線を鉄心に送るルー師範代。
「むぅ」
心当たりが有り過ぎる鉄心は、唸ながらルーから送られる目線を受け流していた。
川神学園・職員室。
此処では数名の教師が、自身に放たれたわけではないと判断しながら気づいた。
(これは・・川神か?)
(面倒事を起こさないでくれよぉ〜?)
(この殺気はカワカミモモーヨですか?)
「川神か、これは?うちのクラス内から放たれているな・・」
上から順に小島梅子、宇佐美巨人、カラカル・ゲイル、葛木宗一郎といった川神学園の教師陣の中の手練れのみが、3−Sから放たれる百代の殺気に反応していた。
他にも、1−C・黛由紀恵、1−S・以下略君、2−S・ジャンヌ・オーリック、暁雫、源義経、武蔵坊弁慶、那須与一、マルギッテ・エーベルバッハ、忍足あずみ、または学園内のどこかに居る九鬼従者部隊の数人ほども反応していた。
−Interlude−
再び、3−S
「ん〜〜〜それにしても・・」
「如何かしたか?士郎」
「いや、あの噂はホントだったんだなと実感している処なのさ」
「どの噂だ?」
士郎は、百代に真っすぐ向いて喋っていた。
それにツラれるように京極も、士郎と同じく百代に視線を向ける。
「武神は美少女を視界内に収めると、中年オヤジ化するって噂を聞いたんだよ・・」
「んなぁ!?」 「「「「「ブフッ!」」」」」
そんな発言のせいか、教室内であちらこちらから吹く者出た。ひどいものに至っては、口を開けて大笑いしない様に必死に耐えながら、笑いをかみ殺している者もちらほら見受けられていた。
そんな周りの雑音を全く気にせずに、百代は先の爆弾発言を聞いた直後の驚愕の表情から一転し、士郎を睨み付けていた。
「シロ、誰からそんな噂を聞いたんだ・・・!」
「誰からと言われてもな〜、俺が聞いた人達も噂で知ったらしいし、そもそも実際に葉桜に対して興奮していたじゃないか?」
「う゛・・・だって仕方ないじゃないか!清楚ちゃんてば、こんなにエロ可愛いんだから!!」
「エロ可愛い!?」
事実を突かれて、苦虫を噛み潰したような表情になるが、自身を正当化する様に言い訳をする百代。
しかし、それは藪蛇だ。
「・・・・・・・・」
「な、なんだよ?言いたい事が有るなら言えばいいだろっ!!」
自分を観察するような士郎の視線に耐え
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