暁 〜小説投稿サイト〜
東方魔法録〜Witches fell in love with him.
四章 夏冬春秋〜boisterous days.
54.道中〜The Miko is very greedy person.
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いのだー!さっさと私に食べられるのだー!」

より弾幕を張るが、一向に当たる気がしない。
霊夢は涼しい顔でルーミアを挑発する。

「どうしたの?その程度?」
「む〜!だったらこれならどうだー!」


月符 「ムーンライトレイ」


弾幕勝負における、スペルカードをルーミアは宣言した。
二本のレーザーが霊夢の行動範囲を制限し、バラ撒いた妖弾が霊夢を襲う。
霊夢は一瞬、期待と気構えをしたが直ぐに面倒くさそうな顔をして変わらずスイスイとよけた。
しかも、ここまでで霊夢は攻撃すらもしてなかった。

「これだけ?」
「だったらこれはどうなのだー!」


夜符 「ナイトバード」


今度は狙いを定め、無意味にバラ撒いていた弾幕を半円状までに抑え、より弾幕の密度を上げる。
それでも霊夢には当たらない。

「ほらほらどうしたの?」
「もう知らないのだー!これで最後なのだー!」


闇符 「ディマーケイション」


四枚の葉っぱの形をした弾が入り乱れて蝶々のようなシュルエットや、蝶ネクタイのような形になったりする。その四枚一組を沢山、円上に放つ。
更には一列の弾幕が回転するように霊夢に襲いかかる。
しかし、それでも博麗の巫女には当たらない。
そのまま霊夢は余裕を崩さずに、スペルカードの制限時間を被弾せずに逃げ切った。
NNN、ノーミスノーボムノーショットを達成してしまった。

「あ、肩慣らしにもならなかった」














―stage2―

霊夢の言う裏の湖に近付くにつれて、段々寒くなっていく。それはもう、残暑が終わって冬が来たみたいに。
霊夢のNNNに触発された魔理沙は、自分もNNNをしようと、道中襲いかかる妖精の攻撃を避けまくる。

「それにしても寒いわね。マフラーでも欲しいわ」
「その前にお前は腋をどうにかしろよ」

霊夢は服と袖が分離していて腋が露出している特徴的な巫女装(コスプ)……

「なんか言った?」
「そのコスプレ、どうにかしろって」
「言い切った!?」

自分を貫き通した魔理沙にツッコミを入れたのは青い髪の妖精。

彼女の名前はチルノ。愛すべきHである。
最近は自分でかき氷を自作出来ることに気が付き、今更喜んでいるとか。

「………………」
「うわ!霊夢が捕食者の目をしている!」
「え!?あたい何かしたの!?」

何もしてない。ただ、霊夢が何故か地の文を読めるのがチルノの運の尽きだった。

「かき氷ー!」
「うわぁぁ!来るなー!」


氷符 「アイシクルフォール」


左右斜めに氷の弾が飛び、その軌跡から落ちるように氷の弾幕が張られる。
しかし、天才(異変のときのみ)
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