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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
四章 夏冬春秋〜boisterous days.
54.道中〜The Miko is very greedy person.
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ようやく霊夢が動き始めたのは一時間後。霊夢にしてはだいぶ急いだつもりだが、何もしないでじっとしてるのが苦手な魔理沙にとっては永遠とも呼べるとても長い時間だった。
「それで、何処にいくんだ?この異変を解決するために」
「とりあえず、あっちの裏の湖が怪しいからそこに行きましょ」
「なんだ?いつもの勘か?」
「ええそうよ?」
なにいってるの?当たり前でしょ?と言いたげな表情になる霊夢。
「あー、お前はそうだよな。私もそこについ最近現れた紅い館が怪しいって思ってたんだ」
「そう。まあ、行けばわかるでしょ」
不安になりそうなぐらい適当な言動だが何故か本当になんとかなりそうな雰囲気を霊夢は纏っていた。
―stage1―
辺りが紅暗いせいで、思ったように進めない。更に悪いことに、この霧に影響されて妖精やら妖怪が騒ぎ始め、道行く霊夢と魔理沙に遅いかかる。
しかし、二人は実力者なので難なくあしらうが、流石にイラついてきたようだ。
「あーもう!こんなに暗いのは妖怪のせいね!」
「妖怪のせいなのね〜そうなのね〜」
「いや、何でも妖怪のせいにするのはちょっと」
ボケる二人にツッコミを入れたのは金髪の幼女。
彼女の名前はルーミア。
常闇の妖怪である彼女は常に闇の中で過ごすため、日が上っているうちは自身の能力『闇を操る程度の能力』で日光を避ける。しかし、この異変で昼間は闇を出さなくて済み、木にぶつかったりしなくて喜んでいた。が、彼女が闇を操る妖怪なので、この霧を出したのは彼女だ
と濡れ衣を着せられ困っていたところ。かくいう今だって二人の人間に私のせいにされかかってる。そもそも彼女は闇の妖怪であり、霧とは――――
「うるさい。長い。鬱陶しい。あんたが犯人だろうがなかろうが関係ないわ。妖怪は見敵必殺、サーチアンドデストロイよ」
「地の文に文句言うな〜!それに物騒!」
「妖怪のせいなのね〜そうなのね〜」
間違ってはない。けど、激しく間違ってると思ったルーミアは間違ってない。間違いがゲシュタルト崩壊しそうだ。
「もーおこったのだー!取って食べて満足して幸せするのだー!」
プンプンとご立腹な幼女ルーミア。
「んじゃこいつ宜しくな霊夢」
「は?何で?」
「
視界に入る妖怪は皆殺し
(
サーチアンドデストロイ
)
なんだろ?私は別にスルーでも構わないけど」
物騒なことを言いつつ、霊夢に丸投げにしてその場から少し離れる魔理沙。傍観に決め込んだようだ。
そして霊夢に向かってルーミアが妖弾の弾幕を浴びせる。が、霊夢はふわりと軽々よけた。
「まあ、肩慣らしにはなるでしょう」
「ごちゃごちゃとうるさ
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