第百八十七話 舞い乱れる鳥その十一
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その為だというのだ。
「ついついな」
「その様にですか」
「仰るのですか」
「そうじゃ、しかし宇喜多殿はな」
彼はというと。
「決してな」
「策はですか」
「もう用いませぬか」
「そうじゃ」
そうなるというのだ。
「まあ今の宇喜多殿は安心していい」
「織田家にとっても」
「それは」
「そういうことじゃ。ではこれから向かうが」
説得を言われた国人のところにというのだ。
「しかしな」
「行くことはないからですか」
「だから」
「帰る用意をしておこうぞ」
こうy話してだった、そのうえで。
松永は織田家の者として働き続けていた、しかし周りはその彼をいぶかしむ目で見ていた。家臣達もそれは同じだった。
第百八十七話 完
2014・6・26
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