第百八十七話 舞い乱れる鳥その七
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物見には一人もです」
元春と隆景がその隆元に言う。
「ですから気付かれては」
「いない筈ですが」
「しかしこれは」
「どう見ても」
「知っておったのか」
彼等の夜襲をというのだ。
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