第三十一話 相性その三
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うよ、相手を見据えているわ」
「そして獲物を倒すっていうんだな」
「その通りよ、けれどね」
それでもだというのだ。
「それがわかっていることがね」
「御前が勝つことになるっていうんだな」
「その通りよ、相手を見据えて戦う」
まさにそれが、というのだ。
「ウツボはね」
「それがわかっていてどう攻めるっていうんだ?」
「こうするのよ」
こう言ってだ、その摺り足でだった。
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