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鎧虫戦記-バグレイダース-
第23話 世の中大事なのはタイミング
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「あの‥‥‥‥‥‥‥‥」

雨と豪は声の方向に顔を向けた。

「オレたちは‥‥‥‥‥‥‥‥‥?」

アスラとホークアイが物欲しそうに見ていた。

「‥‥‥‥‥‥‥ったく」
「しょうがないですね」

豪はため息まじりに、雨は少し嬉しそうに言った。

「これで我慢しろ」

 ワシャワシャワシャ

豪は二人の頭を笑顔でなでた。

「じゃあ私は‥‥‥‥‥」

 きゅッ  むにゅっ

2人を軽く抱きしめた。雨の大きな胸が二人の身体に当たっていた。
アスラは顔を真っ赤にした。ホークアイは顔が少しニヤけていた。

 むにむにっ

ホークアイは自分に当たっている胸をワシ掴みして揉んだ。

「こ、これ以上はダメですッ!!」

 ドンッ!

雨はホークアイを軽く突き飛ばした。
そのまま壁にもたれかかったホークアイは物足りなさそうな顔をしていた。

「もう、ダメですよ‥‥‥‥‥‥‥って、アスラさん!?」

アスラは顔を真っ赤にして気絶していた。



    **********



アスラは豪たちの病室にある空きのベットに寝かせられた。

「きっと、雨ちゃんのおっぱいでコーフンしちゃったんだね」

マリーはアスラの頭をなでながら言った。

「亀裂骨折がこれ以上ひどくなってなければいいですけど‥‥‥‥‥」

雨も心配そうにアスラを見守っていた。

「カワイイ子2人に見守られてるなんて、うらやましい限りだぜ」

ホークアイはアスラをその光景を見ながらつぶやいた。

「だって、アスラが心配なんだもん」
「私のせいでなったことですし‥‥‥‥‥」

マリーと雨はアスラを見ながら言った。

「何でオレはいっつも元気なのかねぇ‥‥‥‥‥‥」

ホークアイは自らの強運に対し、どう反応すればいいか分からなくなっていた。


「‥‥‥‥‥ん、何でオレ寝てんだっけ?」

アスラが目を覚ましたようだ。

「アスラは雨ちゃんのおっぱいにコーフンして気絶しちゃったの」

マリーはこれ以上ないくらい分かりやすい説明をした。

「そっか‥‥‥‥‥‥オレホントにダメなんだよな、ああいうの‥‥‥‥‥‥」

アスラはまた顔を真っ赤にして言った。

「もう一回雨さんの笑顔が見れたらそれで十分だったんだよ」
「そうか?オレは雨さんの胸が揉めて嬉しかったぜww」

ホークアイはその会話に割り込んで、自分の感想を述べた。
雨は顔を真っ赤にして、これ以上ホークアイが感想を言えないようにした。

「そ、それよりアスラさん!骨折はひどくなってませんか?」

アスラは自分の胸を軽くさすった。

「‥‥‥‥‥‥別に大丈夫そうですけど」
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