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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第63話 クレインVS赤い巨兵と蒼い騎士
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た………!!」
「レイ、待って!!」

それぞれが止めようとするが、転送の魔法陣の中へは誰も入れずにいた。

「レイ!!」
「やだよまた離れるなんて!!」
「零治!!」

皆が叫ぶ中、アギトだけがその魔法陣を突破し、零治へとたどり着いた。

「アギト!!」
「もう離れない!!マイスターと一緒に私も戦う!!」
「アギト………みんな、後で合流しよう!!」

涙目ながら慌てる4人に声を掛ける零治。
それと同時に零治が言いたい事が4人には分かった。

「うん!!必ず!!今は私達が出来る事をします!!」
「だから無事で!!」
「終わり次第我等もレイの元へ向かう!!」
「レイ、無茶しないでね!!」

「ああ、4人も無事で!!」

そう言い残し、零治は4人の前から消えたのだった………






















「なのは!!」
「バルトさん!?作戦は!!」
「………!!」

なのはがバルトに視線を送った瞬間を見逃さなかった。
ブラスタービットの攻撃をかいくぐり、回し蹴りでなのはを蹴り落とす。

「うおっ!?」

空から降ってくるなのはを何とかキャッチしたバルト。

「あ、ありがとうございます………ですけど何でその人と一緒なんです?」

立ち上がってバルトに対して睨みながら問いかけるなのは。

「あ、ああ、色々あって協力してもらう事にした。イクト、ヴィヴィオの様子はどうだ?」
「………無表情ですけど、やはり出力が上がってますね、どうやって耐えてるのか分かりませんけどこのままじゃ聖王は完全に元に戻せなくなります」
「そんな!!どうにかならないの!?」

イクトの言葉になのはが倒す勢いで迫って叫んだ。

「………手はあります。ですけど………」

そんななのはの言葉に言葉を濁して返事をする。

「この際何だって良い。可能性があるなら言ってみろ」
「………先ずはあの溢れるばかりのレリックの出力を止めます、それにはそれ以上の威力のある魔力をぶつけ。打ち消すしかありません。ですがそれには聖王の鎧を破壊し、レリックの出力以上の攻撃を加える必要がります。その攻撃にあの聖王が耐えてくれるかどうか………」
「なのは!!」

「ディバインバスター!!」

バルトの掛け声と共にヴィヴィオが3人に対してディバインバスターを発射。
声のお蔭で反応できた3人は直ぐに射線上から退避した。

「ば、バルトさん!!何でお姫様だっこしてるんですか!!」
「仕方ねえだろ!!コイツはお前みたいに戦えないんだ!!」
「あ、ありがとうございます」
「お礼はいい!!それよりもそれでヴィヴィオは助けられるのか?」
「………いいえ、ただ一時
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