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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第63話 クレインVS赤い巨兵と蒼い騎士
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口を開けたまま固まる。

「あはははははは!!!」

そして大きな声で笑った。

「冗談じゃないからな………?」
「わ、分かってる、私も協力してあげるよ」
「そうか。…………だったら一緒に何処かに出かけるか?」
「えっ………?」
「もちろん真白が良ければだけど……………って真白さん?」

エローシュの話を聞いたか聞いていないのか前を向いたまま、返事の無い真白。

「あの………真白さん?」
「エローシュ君………全部奢り………?」

いつもとは違う低い声で言われ戸惑うエローシュ

「えっ?………えっと………わ、分かった、全部奢ってやる!!」
「うん!!それじゃあ絶対に勝たないとね!!」

そう言って笑顔でエローシュに答える真白。

「お、おう………」
『珍しい、お前がこんなに動揺するなんてな』
「や、やかましい!!………エクス、いざとなったら俺の代わりに頼むぞ」
『俺がお前の代わりが出来るとは思えないがな………まあやれるだけはやってやる。お前は後の事を気にせず突き進め!!』
「頼りになる相棒だな………それじゃあ気にせずやらせてもらう!!」

なるべく疲れをみせない様にエローシュは皆に指示を出すのであった………

















「!?歌が止んだ………!?」
「何処を見ている!!」

慌てた様子でよそ見をしたクレインにアルトアイゼンの時よりも巨大になったバンカーを脇腹に向けて突いた。

「うおっ!?」

咄嗟に張った魔力の盾で防ごうとするが、巨大な杭はいとも簡単に盾を貫いた。

「ちっ!!」

しかし間に障害が入った影響で軌道がわずかに逸れ、バンカーは脇腹を掠めた形で外れる。

「油断ならないね本当に!!」

攻撃が逸れた影響で態勢が崩れた桐谷に拳を打ち込んだ。

「くっ………!!」

しかしそれをものともせず桐谷は左腕のチェーンガンで攻撃した。

「固いな………さて、どうするか………」

チェーンガンを防ぎながら呟く。桐谷に攻撃が届かなくてもクレインは全く焦った様子は無かった。

(………先ほど、よそ見した時、歌が止まったと言っていた。何かの仕掛けが止まったんだろう………あいつにとってそれは想定外だったろうが、それでも焦った様子が無い。まだ何か隠し玉があるのか………?)

そう考えながら一旦距離を取る。一気に攻めようかとも思ったが、何を隠しているのか分からない以上、無闇に攻撃出来ないでいた。

「まさかホムラがやられたのか………?全てを任せていた私の失態でもあるが、これでは外の状況はまた変わる………大丈夫だとは思うがあまりのんびりとはいかないな………だが先ずは………」

そう言ってディスプレ
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