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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第63話 クレインVS赤い巨兵と蒼い騎士
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「エローシュ君!?」
「真白いちいち気を取られるな、落とされるぞ!!」
「う、うん………」

エローシュに攻撃がかすめ、思わず気を取られた真白を一喝した。

(普段のこいつなら絶対に声を荒げて怒るなんて事しないだろうに………それほど追い詰められているって事か)

そんな事をふとエクスは思う。エローシュは滅多に怒ることもない上、怒りで声を荒げる姿は今まで見せた事がなかった。

「くそっ、もう時間が………!!」

既にエローシュのブーストの有効時間も5分を切っていた。それが過ぎれば戦闘機人のイーグレイ家を残し、皆眠ってしまう。そしてもう目覚める事も………

「まだなのか………!!」

目の前に向かってきたガジェットをはやてに撃ち落として貰いながら、自分なりに今の現状の打開策を考えていた。

(3分切ったらもう撤退しかない………最悪、大悟さんだけでも逃さなければ………!!)

それでも数時間程の時間稼ぎにしかならないと予想しているが、それが僅かながら繋げられる希望だとエローシュは考えていたのだ。

「はやてさん、話が………」

今までの苦労が水の泡となるが決断するしかなかった。

『!?待てエローシュ!!』

話そうとした瞬間エクスがエローシュを止めた。

「何だ!?どうしたエクス!!」
『気がつかないのか!?エンジェルソングが止まったぞ!!』

エクスの言う通り、先ほどまで流れていた歌が止まっていた。

「中で動きがあったんだな………ゆりかご自体には変化は見られないが取り敢えずこれで………!!」

エローシュの言葉通り、作戦に参加するはずのメンバー、参加していたメンバーが徐々に目覚め始めた。空にいたメンバーの殆どが上空で巻き込まれたり、落ちたりとその殆どが戦闘ができない状態だが、それでも後続部隊が動けるようになった事で一気に状況が変わった。

「エローシュ、後続部隊部隊が復帰するで!!これで形勢が変わる!!」
「後は中のメンバー次第ですね………俺も自分の事は自分で守りますから加奈さんのフォローに行ってやってください」

はやてはブラックサレナが修復し始めてから真白と共にエローシュを守ることに集中していた。

「分かった。………後少し何やから気張ってなエローシュ」

エローシュの顔を見てあえて何も言わず、指示の通り動くはやて。
そう言い残して大悟達の方へと向かった。

「やっぱりお見通しか………」

苦笑いしながら呟く。その顔からは疲労の色が誰の目から見ても分かるくらいハッキリと表れていた。

「エローシュ君………」
「真白、俺決めたわ。この事件が終わったら1ヶ月だらける。絶対働かねえ………!!」

心配そうにエローシュを見ていた真白の顔が驚きで
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